2022年6月_山行の感想

           三俣蓮華岳にて(8月)

 

浅間山外輪山縦走      5月29日(日) 晴天

<参加者>(4名)

<コースタイム> 小諸8:45~車坂峠9:30~トーミの頭11:20~黒斑山11:45蛇骨岳12:30(昼食)~仙人岳13:10~トーミの頭15:15~車坂峠16:20

 雲一つない青空の下、浅間山の外輪山である黒斑山・蛇骨岳・仙人岳を縦走した。

 浅間山は遠目だと何だか美味しそう♡(積雪期はガトーショコラと言われている)しかし、実際はご存じの通り活火山で、登山道には赤い溶岩石がゴロゴロし、黒い火山岩と赤い岩肌のごつごつした稜線は迫力満点である。巨大な岩塊トーミの頭は登山客でいっぱいだったが、黒斑山までで引き返す人がほとんどらしく、行きはあまり長居せずに前に進んだ。稜線を眺めると、あんな恐ろしそうな所まで行くのか!?と心配だったが、とりあえずあそこまで…もうちょっとそこまで…とCLに上手く励まされ仙人岳まで到達出来た。仙人岳からは間近に圧倒的な浅間山を眺め、北は至仏山・日光白根山・苗場山が見え、お天気に心から感謝した。帰りにガラガラのトーミの頭で記念撮影。熟知したCLのおかげで心に残る山登りが出来た。


                    

 

 

 

 

谷川岳~平標山        5月29日(日)~30日(月)    晴れ☀

<参加者> (5名)

<コースタイム>

1日目 JR東京駅8:04⇒11:03天神平⇒11:58熊穴沢避難小屋⇒12:40天狗の溜まり場⇒13:54肩の小屋⇒15:13谷川岳⇒15:48肩の小屋(宿泊)

2日目 肩の小屋4:15⇒7:43万太郎山⇒11:10仙ノ倉山⇒12:10平標山⇒14:04平標登山口⇒15:25バス停16:40⇒17:18越後湯沢駅

 ずっと歩いて見たかった谷川岳主脈稜線を縦走して万太郎山、仙ノ倉、平標山と辿って越後湯沢に抜けるロングトレイルのルートを歩いてきました。

 1日目、早朝から天気がよく、上毛高原駅からバスで谷川岳ロープウェイに向かい、ロープウェイで天神平へ、リフトで天神峠展望台に向かった。谷川岳は、群馬県と新潟県の県境にある山で、登山者が一度は登ってみたいと思う人気の山である。展望台では、我々のような登山者だけではなく、旅行者もいて賑わっていた。既にロープウェイで約1500m上がって標高を稼いでいたので、周りの山々が幾分近く感じられた。11時20分頃から登山開始。最初はなだらかな木道が続き、所々雪が残っている谷川岳の雄大な姿を見ながら歩いているうちに、40分くらいで熊穴沢避難小屋に到着。まもなく灌木帯になり、展望が開けてくると、いくつかの鎖場や岩場が出てきて、本格的な登山となる。岩場をゆっくり用心しながら登った。天狗の溜まり場でお昼休憩をした。岩場を登っていくと、残雪地帯が見えてくる。残っている足跡に沿ってゆっくり歩いてその残雪地帯を抜けると、肩の小屋の屋根が見えてくる。肩ノ小屋で荷物をデポし、缶ビールを購入してトマノ耳を経由して谷川岳(オキノ耳)を目指して出発。15分ほどでトマノ耳に到着し、さらに谷川岳に向かった、山頂で、明日の平標山までの長丁場の登山の無事を祈って乾杯。

 2日目、天候に恵まれ。16:40発のバスに乗るため、山小屋を4:15分の早い出発。稜線はそよ風も吹き、繰り返し続くアップダウンにお腹いっぱいになりながら笹原の中を気持ちよく歩いた。振り返れば肩の小屋が次第に小さくなっていく、一つのピークに着いたと思ったら更に前方の遠くにピークが続き、仙ノ倉山との鞍部からゆるやかに登り返して、12:10平標山到着。平標山からの下山ルートは松手山を通るルートと平標山の家を通るコースがありますが、時間的に大差ないので、平標山の家を通るコースで下山し、平標登山口バス停15:25に到着しました。11時間に及ぶトレイルで十分お山を堪能することができました。リーダーをはじめ、ご一緒した皆さま感謝です。ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

尾瀬             6月3日(金) ~ 4日(土)  雨→曇り→晴れ

<参加者> (7名)

<コースタイム>

【6/3】海老名 7:15~10:30尾瀬戸倉~11:20鳩待峠(昼食)11:50~12:50山の鼻小屋~15:10東電小屋~16:00温泉小屋

【6/4】温泉小屋4:00~5:00三条の滝~5:50温泉小屋7:00~8:05竜宮十字路~10:40富士見田代~11:27アヤメ平(昼食)~11:43中原山12:10~13:20鳩待峠~尾瀬戸倉~18:30海老名

 何日も前から天気予報は傘マークで、キャンプ山行初参加の自分はドキドキでしたが、前日、悪天候によるキャンプ場の状態悪化のため山小屋泊に変更との連絡をもらい、ちょっぴり残念、おおいにホッとしました。案の定、鳩待峠からのトレッキングは雨、本降り、時々大雨そして小雨、薄曇り(もしかして雨は上がるかも?の淡い期待)からの小雨、本降り、大雨の繰り返し。滑りやすい木道で活躍したのが、CLのお勧めで持参した鋲の付いたゴム製すべり止め。何年も前に某旅行ツアーで義理買いしたものが初めて役に立ちました。

 

雨に煙る景色に、池塘に映る「逆さ燧」など望むべくもありません。その代わりに目を引いたのは尾瀬の代名詞の水芭蕉の大群生。女性陣から思わず「♪夢見て咲いている水のほとり~♪」と歌が出るほどのかわいらしさ。そして鮮やかな黄色のリュウキンカ。

 二日目は、前年の尾瀬山行参加の二人以外は皆4時出発で三条の滝へ。雪解け時の圧倒的な水量を堪能したそうです。

 この日のメインは尾瀬ヶ原を見下ろす尾根ハイク。曇り空のもと、少しずつ至仏山や燧岳にかかる雲が上がっていくのがわかります。「雲隠れ燧」から上部だけ雲がかかった「角隠し燧」になってきました。今日はぜひとも晴れて欲しい。

 長沢頭の急登はきつかったですが、尾根に出ると雪原を前景に雲を吹き払った見事な燧岳が現れ、みんな大感激しました。その先のアヤメ平では青空を反映した池塘までも。ここから暫くは360度のパノラマです。至仏山、会津駒ヶ岳、首を回して日光白根、赤城など、教えてもらうと遠い山々が身近に感じられました。お昼も地図を広げてみんなで山座同定。どの山もりりしく神々しく、集合写真を撮るのも忘れて没頭しました。

 下りも残雪あり木道あり、笹やダケカンバ、針葉樹と次々に登場して楽しませてくれました。そして、振り返ってみれば雨や残雪のハイクとなったのでテント無し縦走でヨカッタ。CLのEさん始めご同行の皆様、お世話になりました。楽しい山行をありがとうございました。

 

 

高取山・弘法山        6月4日(日)  曇り

<参加者> (9名)

<コースタイム> 栗原バス停(9:00)→聖峰(9:45)→高取山(10:30)→念仏山(11:25)お昼→(11:55)→善波峠(12:15)→弘法山(12:30)休憩(13:00)→権現山(13:15)→秦野駅(14:00)

 昨年の夏に、SLのもと同じコースを歩く予定でした。ところが、高取山から念仏山へと向かうときに、一旦少し来た道を戻らなければいけないのを、間違えて違う方向へ行ってしまい気が付いた時には時すでに遅し。暑い熱い夏の日照りの中、車道を少し外れた小道の日陰で仕方なくおにぎりを食べたり、ゴルフ場の中に迷い込んだりした苦い(?)思い出のあるコースに再挑戦でした。

 今回は間違えずに無事に下山することができました。高取山の頂上を目指すところはきつかったけれど、それ以外は楽しく会話をしながら歩くことができました。皆さまありがとうございました。

 

 

御坂天下茶屋~御坂山~黒岳     6月4日(土)晴れのち曇り

<参加者> (8名)

<コースタイム> 5時間

<コース>御坂天下茶屋11:00 → 分岐11:30 → 御坂山(1596m)12:15(昼食)御坂峠13:05 → 黒岳(1793m)14:15 → 黒岳展望台14:25 → 御坂峠15:10→ 三ツ峠入口16:20/タクシー16:40 = 河口湖駅17:00

* 黒岳:御坂山系の最高峰(1793m)、周辺は黒岳自然保護地区、山梨の森林100選のブナやミズナラの森が広がっている。日本300名山、山梨100名山。

* 天下茶屋:太宰治の小説「富嶽百景」の舞台。茶屋前道路は富士山撮影の人気スポット。一階は茶屋、二階は太宰治記念室で資料や当時滞在した部屋の復元を展示

 

D:\横浜ハイキングクラブ\YHC2022年 山行計画書\黒岳写真\黒岳写真、下見山行\1. 御坂天下茶屋への車窓からの黒岳.JPGD:\横浜ハイキングクラブ\YHC2022年 山行計画書\黒岳写真\黒岳写真、会山行\3. 河口湖越の富士山、分岐近くにて P1090485.JPGD:\横浜ハイキングクラブ\YHC2022年 山行計画書\黒岳写真\黒岳写真、会山行\7. 黒岳頂上にて P1090504-1.jpg 

 梅雨入り間近で天候が不安定な週末、天気予報がコロコロ変わり、直前まで山行実施可否決定 困難な状態であったが、前日奇跡的に登山適否Aとなった。横浜から全員で河口湖行きのバスで 出発するが、不幸にも東名での事故渋滞で現地到着が予定より1時間半も遅くなり、登山開始が かなり遅れてしまった。‘登山前から疲れちゃったね〜’、という言葉がどこからともなく聞こ えてきたが、とりあえずタクシーで御坂天下茶屋に向かい登山準備をする。

天気は良く、富士山を拝むことができ、登山に向かって気分は盛り上がり、‘こんなこともあ るさ’、と明るく出発した。新緑の美しいブナやミズナラの樹林帯の中、ハルゼミやシジュウカ ラ、コマドリ、ヒバリの声を聞き、ツツジの花を所々に見つけ、爽やかな涼風に励まされながら 急坂の昇降を繰り返し、なだらかな稜線では会話を楽しみ、自然を感じながら気持ちよく歩くこ とができた。当初は御坂天下茶屋―御坂山―御坂峠―黒岳―展望台から野天風呂天水、河口湖へ下山の計画であったが、登山開始が遅れたため、黒岳から御坂峠に引き返し、三ツ峠入口への下 山となった。

 タクシーで河口湖駅に戻り、カレーを食べながら反省会をした後、帰りの横浜行きバスに乗り 込んだ。幸いにもさほど渋滞せず、順調に横浜まで戻れた。とても仲の良い先輩方の作る良い雰 囲気の中で登山ができ、素敵な1日が過ごせました。ありがとうございます。

 

広町緑地・蛍狩りハイキング    6月11日(日)曇りのち雨

<参加者 > (6名)

<コースタイム> 腰超駅16:00→腰越漁港16:10~16:30→広町緑地 17:00~20:45→西鎌倉駅21:00

 鎌倉市南西部に広がる広町緑地の里山を散策して、日が暮れた頃からホタル観賞を楽しむハイキングに行ってきました。

 腰越駅で集合し、まずは腰越漁港に出向き、朝どれフライを各々ゲット。私は、サバコロッケとイワシの天ぷらを購入。広町緑地の中を、鳥のさえずりを聞きながら、眺望がよさそうな夕食場所を求めて散策。曇りなので、近くの景色を楽しむことができる夕食タイム。おにぎりと一緒にほおばるサバコロッケとイワシの天ぷらは最高でした。さらに、CLが新鮮な生シラスをご馳走してくれ、一層贅沢な夕食タイムになりました。

 日が沈み、ホタルが見られる時間まで、御所川入口広場のベンチで時を待つ。霧雨になり、訪れる家族やカップルもチラホラ、雨模様になる天気予報のためか、訪れる人は少なかった。だんだんと闇夜になり、ホタルを求めて田畑の横の道を歩いていると、遠くにポッポッと点在するホタルの優しい光を見つけて歓声「向こうに行くと、もっとたくさん見られますよ」と戻ってくる方が教えてくれ、足早に御所川へ、そこは、もう闇夜に縦横に飛び放つ光の世界。闇夜を包んでくれるホタルの放つやさしい光に、参加者みんなうっとりと酔いしれることができた。そばに飛んできたホタルに、私は思わず手を伸ばし、掌の中に入れる。両手でそーっと開けると、可憐に光を放つ一匹のホタル。居心地がよかったのか、手放すまでいつまでも掌の中で光り続けてくれた。童心に戻り、存分に美しいホタルの世界を楽しむことができた。

 ここは鎌倉なのかなと思えるほど、広町緑地は、田畑や自然、生き物を残す都会のオアシスでした。宅地開発から貴重な自然を守り、復活させてくれた、心ある方々に感謝の気持ちでいっぱいです。来年も訪れたいと余韻を残す素敵なハイキングでした。CL様、皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。

 

苗場山           6月26日(日)~27日(月)晴のち曇

<歩行時間> 約8.5時間、歩行距離約13KM

<参加者> (9名)

<コースタイム> 27日 祓川登山口駐車場5:25~和田小屋5:45~神楽ヶ峰8:25~苗場山山頂(昼食)9:45~神楽ヶ峰11:40~和田小屋13:45~祓川登山口駐車場14:00

 天気予報があまりよくなく心配しておりましたが、リーダーより「決行!」という勇ましいメールをいただき、二俣川駅集合。移動日の日曜日は快晴です。へぎそばを食べたり、平家の落人集落のある秋川郷(の入口)まで行ったりして楽しく過ごしました。翌日の山行に備えて夜は9時に寝るはずでしたが、日本酒「鶴齢」のおいしさや、夫婦間プレゼント談義(女性陣攻勢)などに花が咲き、夜が遅くなってしまいました。

 翌朝4時出発。祓川登山口へ行くための道路がわからないところから始まりましたが、駐車場の奥というありえない所から道路が始まり、対向車がきたらアウトな感じの山道をひたすら車は走り、登山口駐車場へ。ここから登山開始。

 かぐらスキー場、和田小屋のところから本格的な山道へ。ずっと岩が続き、歩きにくい。陽が差したり曇ったりを繰り返してくれたので暑さがある程度抑えられ、なんとか耐えられるレベル。虫も多い。女性は全員虫よけネット着用。

 高度が上がってくると、でてきました!高山植物。シラネアオイ、イワカガミ、ベニサラサドウダンなど、次々にでてくる高山植物を眞木さんが名前を教えてくださる。神楽ヶ峰に着くと、下りになったが、また登り。特に、九合目から急登が長く続き、大変きつかったです。上の方は、軽アイゼンを使うほどではないけれど、雪も残っておりました。

 山頂で札幌からきた百名山荒らしの元気な女性に写真をとっていただき、早めのお昼。ガスがでていてあまり視界はよくないが、大満足。天気も心配なのでわりとすぐに下山開始しましたが、岩続きでとにかく大変で、気を抜けるところがなく、体力と集中力を要する下山でした。でも、最後まで雨に降られることなく、リーダーの決行判断は大正解!と思いました。

 宿の手配等に大変苦労され、そして天気予報も難しい情勢の中、決行判断していただいたCLのHさん、とにかく明るくまわりを盛り上げてくれるSLのNさん、先頭でペース良く歩いていただいたMさんなど、諸先輩の方々の力を再認識した山行でした。どうもありがとうございました。