霧氷満開
甲武信岳 11月2日(水)~3日(木・祝) 晴れ
<参加者> 8名
<コースタイム>
1日目:毛木平(10:50)→ナメ滝(12:40)→<昼食休憩12:55~13:10>→千曲川水源地標(14:15~14:35)→甲武信岳(16:05~16:15)→甲武信小屋(16:35 泊)
2日目: 甲武信小屋(6:30)→甲武信岳(6:55~7:10)→三宝山(8:05~8:10)→武信白岩
(9:50)→大山(10:40~10:50)→十文字小屋(11:35~12:30昼食)→毛木平(14:10)
奥秩父の名峰甲武信岳は山梨(甲斐)、埼玉(武蔵)、長野(信濃)の境界に位置している。この山に降った雨は山梨側では富士川に入り駿河湾へ、埼玉側は荒川から東京湾へ、長野側は千曲川から信濃川となって日本海へそれぞれ流れて行く。今回は長野県側から千曲川を遡り、甲武信岳を目指す1泊2日の山行である。北陸新幹線の佐久平駅で小海線に乗り換え信濃川上駅で下車、ジャンボタクシーで登山口の毛木平に向かう。素晴らしい青空の中、道はカラマツの見事な黄葉の中を千曲川沿いにゆるやかに登っていくが、標高が上がるにつれて前夜に降った雪がみられるようになり、千曲川水源地標付近の登山道は雪におおわれていた。CLは前日に山小屋に問い合わせて雪の情報を周到に入手しており、このあたりで軽アイゼンを装着する。ここから急登を頑張って甲武信岳に到着、ガスがかかりはじめていて展望は得られなかったが、明日の晴天を期待して甲武信小屋に入った。小屋は昭和の山小屋の雰囲気が残り夕食後は薪ストーブを囲んでの時間などを楽しんだが、強者の女性2人は予想される寒さにも臆することなくツェルト泊を選んだ。
翌日は絶好の晴天のもと再び甲武信岳に登頂し、富士山をはじめ北アルプス、八ヶ岳、南アルプスなどの展望を堪能した(私は展望に気をとられて軽アイゼンの装着を忘れ急な雪斜面で装着するはめになり、てこずって皆に迷惑をかけてしまった)。甲武信岳からは今回の最高峰三宝山、武信白岩山、大山とアップダウンの続く尾根道をたどり十文字小屋に向かう。小屋には徳ちゃん新道(山梨側から甲武信岳に登るルート)を開発した甲武信小屋の名物主人徳ちゃん(山中徳治氏)がおられ、山小屋経営の苦労話などを聞く貴重な機会も得られた。出発地の毛木平に降って十文字小屋で予約したタクシーで信濃川上駅へ戻り、小淵沢経由中央線で帰宅の途に就いた。絶好の好天と素敵な仲間に恵まれ、山岳展望、カラマツやシラカバの黄葉、美しいコケ、山小屋での楽しい時間などを満喫する思い出深い山行となった。素晴らしい企画、周到な準備をしていただいたCLをはじめ、SL,同行の皆様に感謝いたします。
丹波天平 11月3日(木・祝) 晴れ
<参加者> 6名
<コースタイム> 奥多摩駅8:35=9:30丹波9:40―11:40サオラ峠―12:20
丹波大平―13:50親川バス停14:21=15:04奥多摩駅
絶好の行楽日和に期待の胸膨らむ奥多摩駅バス停、参加者6名の確認をしてバスに乗り込む。
車窓から素晴らしい紅葉を楽しみつつ丹波バス停到着~(・・・遠い・・・)。
さあ、いよいよ登るぞ。待ってろサオラ峠!・・という意気込みで急登を登ることキッチリ2時間。
つづら折りの道を曲がるたびに素晴らしい赤や黄色、オレンジ緑のグラデーションが陽光に透けて
私たちの目を楽しませてくれるので不思議と辛さを感じない (いいぞいいぞ!)
10分休憩してここからは名前の通りの広く平らなフカフカの道が気持ちいい。松林エリアでは小さい松が草のようにびっしりと生えていて不思議な植生にへえ~スイッチ連打。そんなこんなで1時間、天平に到着、昼ではあるがバス時間が気になっていたため5分で先に進む。天平尾根から北北西に錦の山々を望みながら歩を進めると急な下り坂が出てくる。 下りが苦手なAさんに、Tがガニ股で歩くといいよと声をかけると、「ガニ股ってなぁにぃ、苦手~」T「私は得意~、私の人生ガニ股人生。。何だガニ股人生って・・・」とボケ突っ込み、K「・・・無言」←大人です。
更に進むと廃屋が点在するタイトな斜めった細道になり,
しばらく歩くとやっと歩きやすい道となり下界を走るバイクの爆音が聞こえてきた。さあ、もうすぐバス停だぞ!というときに程よい大きさの蛇出現~~。先頭を行くSLさんは長いものが大の苦手で進むこと不可能のためTがストックで追っ払いながら前進し無事下山。バス時間まで30分あったのでここでお昼と相成りました~。メデタシ。。
最後部でニコニコみんなを見守るCLさん、楽しい山行をありがとうございました‼
高反山・天丸山 11月5日(土)~6(日) 晴れ
<参加者> 4名
<コースタイム>
一日目11/5(土)道の駅上野(11:35)→高反山(14:00)→道の駅上野(15:10)
二日目11/6(日)登山口(7:30)→天丸山(9:25)→倉門山(10:35)→大山(11:10)→天丸橋駐車場(13:15)
晩秋の青空のもと、西上州上野村の天丸山に紅葉と岩稜登山に出掛けた。初日は「道の駅上野」の傍にある高反山(1,130m)に足慣らしを兼ね登った。麓には柿や柚子が沢山なっており、手を伸ばせば採れそう。木々の紅葉が美しく、両神山や二子山などが綺麗に見えた。林道が八合目まで続いており頂上までは意外に急登であった。今日の宿は上野村中心部にある「不二野家旅館」である。この旅館は食事がすごい。猪・鹿肉の陶板焼き、手打鍋焼うどん、鱒の塩焼きなどテーブル一杯に食べきれないほどの料理だった。CLの発案で旅行割が使えるテント泊から旅館に変えて正解。翌朝は旅館のご主人の好意で天丸橋駐車場から登山口まで送迎してくれ、
1時間ほど助かった。登山は落ち葉でフカフカして登りやすい。天丸山(1,506m)も大山も急峻な岩場ではあったが鎖やロープを使いながら頂上に辿り着く。大山では昼食をとりながら八ヶ岳や浅間山を望む。帰りに道の駅で思いおもいのお土産をクーポンで買って帰る良い山旅であった。
大山北尾根 11月5日(土) 曇り
<参加者> 5名
<コースタイム> 煤ヶ谷バス停(7:35)> 物見峠(9:30)> 一ノ沢登山口(10:30)> 地獄沢からの合流点先鉄塔(12:00着、昼食、12:25発)> 大山頂上(14:00)>ヤビツ峠バス停(15:00)
バス降車時に、某氏がバス運転手と料金で押し問答。「じゃあ○○円でいいです」との運転手の臨機応変?な対応で落着するが、のっけから不穏な山行の始まり。空は予報はずれの曇天、足元不安定な物見峠への道、何やらいわくある物見峠と一ノ沢峠の分岐…
終わってみれば、途中から薄陽も差し、見上げると一週間前よりも一段と濃く鮮やかに赤く染まる楓、大山三峰や三ノ塔のこまやかな彩りの紅葉、加えて大山頂上からの展望を堪能し、人に会うことも稀な静かな北尾根を賑やかに、そしてきわめて順調に歩いた楽しい秋の一日でした。
備忘録
- 物見峠までは所々路肩の崩れやすいところあり。
- 物見峠からは唐沢林道に下る。三峰山には向かわない。
- 一ノ沢峠の標識は峠道の両方向を指示しているので直角方向に登る。
大菩薩嶺 11月5日(土) 曇り
[参加者] 6名
[コースタイム] 上日川峠(10:20)→福ちゃん荘(10:50)→介山荘(11:30~12:10)
→大菩薩嶺(12:50)→福ちゃん荘(14:00)→上日川峠(14:25)
甲斐大和駅集合。先ずバスで紅葉の中を進む。 上日川峠から清涼な空気の中を登り始めた。樹々は既に落葉し冬枯れの景色。お喋りしながらゆっくりと歩いていたが、次第に風が出てとても寒い。予報では山頂は0℃前後。昼食を途中の介山荘でとることになった。味噌おでん、味噌汁、ピンバッジ、熊鈴を各々購入し、テーブルと椅子を借りる。昼食後、風の中言葉少なに速足で進む。ガスで富士山を望むことが出来なかったが、霧の中垣間見えるダムや街並みが幻想的だった。CL,SL、皆様ありがとうございました。
屛風岩山(1051m) 11月6日(日) 晴れ
<参加者> 11名
<コースタイム> 大滝橋バス停(8:19)→一軒家避難小屋(10:31)→大滝峠上(12:00)→屛風岩山(13:03)→900m地点(14:05)→650m地点(14:53)→大滝橋バス停(15:50)
新松田駅バスターミナルに集合して、大滝橋バス停から少し歩いたところから山行スタートしました。今回は2022年度読図+安全登山講習会の4回目です。2名4チームに分かれて順番に先頭を歩き、読図しながら進んでいきました。途中避難小屋でコンパスの持ち方、使い方を教わり、事前に出された読図課題の答え合わせをしました。途中まで小さい川を渡りながら川沿いを進みました。先頭に立つとどちらの方に進めばいいのか分からなくなることがあり、地図とコンパスで確かめ、CLに確認しながら進んでいきました。川を離れ登り始めると、一匹の大きなイタチが目の前を通り過ぎていきました。上に登るにつれて遠くに紅葉が見えて綺麗でした。大滝峠上で昼食をとり、屏風岩山では遠くに見える山の三座同定をしました。650mで3つのルートのどのルートを下りればいいのかを皆で考え、CLから回答を聞いてから進みました。最後の数百メートルの急な斜面で私が先頭から遅れてしまい、SLとSLに助けて頂きながらゆっくり進みました。最後はCLがロープを張って下さり、安全に下山することができました。色々なことが学べた一日でした。同行の皆様、ありがとうございました。
両神山 11月12日(土) 晴れ
<参加者> 6名
<コースタイム> 西部秩父駅(8:20)タクシー→日向大谷(9:25)→清滝小屋(11:40)昼食(12:00)→両神神社(13:00)→両神山(13:30)→両神神社(14:20)→清滝小屋(15:00)→日向大谷口16:45
両神山は埼玉県西端に位置する山岳信仰の霊峰であり、鋸の歯のような形をした岩山である、とのこと。鎖場もあるが、今回のコースは鎖場初心者の練習に良いと書かれていたので、割に気楽に参加した。
西部秩父駅で電車を降りると、駅の大きさの割に特急・ちちぶからの降車客が多く、しかも改札が1つで、人の列が渋滞していてまずびっくり。特急券は箱の中に!にも啞然とする。
リーダーが予約をしていてくれた6人乗りタクシーに乗り、日向大谷口へと向かう。登りの道から下の方を眺めると、紅葉が盛りとはいえないが、綺麗だった。2時間くらいで清滝小屋に到着。少し早めの昼食をとる。諸般の事情により、前日に買ったドーナツ2個がその日の私の唯一の食糧で少し心細い。その後、両神神社を経て頂上へと向かう。途中、石仏や狼の石像(狛犬)に出会いつつ登っていくと、鎖場に出た。かなり大きな岩場ではあるが、何とか登りきることができた。頂上の岩の上でしばし眺望を楽しみ、来た道を下山する。時間がかかったが、暗くなる寸前で下山できて良かった。その後はまたタクシーにて駅へ向かう。
今回は、とある旅行会社が大型のタクシーを抑えていて、タクシーの予約に一苦労されたリーダーにはご苦労をおかけしました。リーダーそして参加の皆様、お世話になりありがとうございました。
両神山山頂にて集合写真 山頂より
大野山 11月19日(土) 晴れ
〈参加者> 3名
〈コースタイム〉9:35新松田駅―10:41大野山入口バス亭-11:03大野山登山口―11:21共和小学校―12:36イヌクビリー12:55大野山山頂(昼食)13:45―14:14十字路―15:07谷峨駅
大野山登山口行のバスが、道路渋滞により予定より遅れて登山口バス停に到着。そこから登山口まで歩道歩きがしばらく続く。登山道に入ってからも、比較的しっかりしていてわかりやすい。頂上付近に牧草地があり、そこの登りは階段になっている。何段もあるので、息が上がって「ちょっと休みたいな~」と思いながらも何とか歩きとおした。ゼイゼイ言いながら登ってきたが、ここまで道路が続いていて、なんと車で来れる。
頂上は展望が良く、晴れていたので富士山がバッチリ見える。紅葉も見頃。ゆっくり昼食をとってから、谷峨駅方面に下山。途中、ススキがたくさんはえていて、西日が当たってきれいだった。
三人と少人数だったが、天気にも恵まれ、楽しい山行だった。Mさん、Yさん、ありがとうございました。
今倉山・二十六夜山 11月27(日) 晴れ
<参加者> 10名
<コースタイム> 道坂隧道9:00・・・今倉山10:00~10:05・・・赤岩(昼食)10:45~11:15
・・・二十六夜山12:05~12:20・・・月待の湯13:40
道志山塊の今倉山から二十六夜山に縦走して初冬の山を楽しむ山行です。快晴に恵まれた日曜日で中央線の車中には登山姿の乗客が大勢います。隣に座った登山者から、縦走路途中の赤岩からの展望が素晴らしいとの話があり期待が高まります。都留市駅から登山口の道坂隧道に向かうバスも座れないほどの混雑でしたが、大半の登山者は御正体山を目指すようで今倉山へ向かう人はあまりいません。登り始め早々から1時間ほど急な登りが続き、息が切れかけたころ今倉山に到着しました。木々の間から富士山が時々見えますが、絶景ポイントはさらに先とのことで二十六夜山に向けて縦走を開始します。ここからはアップダウンはあるものの歩きやすい登山道で参加者の会話も多くなってきました。今倉山は山梨百名山のひとつなので山梨百名山の山々に登る計画などを話題にして盛り上がります。今倉山から40分ほどで到着した赤岩からの景色は期待以上でした。まず真白く雪をまとった富士山が間近にせまります。さらに南アルプス、八ヶ岳、奥秩父、丹沢・道志の山々など360度の展望が広がります。山々の名前を記した標識には遠く筑波山、日光白根山、北アルプスなども載っており、目を凝らしてその方角を見ると何となく見えた気になりました。ここで展望を楽しみながら早めの昼食をとったのち縦走を再開します。葉を落とした美しい樹林が続く快適な山道を進み、二十六夜山で最後の眺望を楽しんで月待の湯に下山しました。天候に恵まれ素晴らしい眺望と天然林の情緒を味わいながら、同行の皆様と楽しい時間を過ごすことができた山行でした。山行をリードしてくれたCL、SL、この山行を企画したにもかかわらず都合で参加できなかったSさんに感謝いたします。
城山湖周辺山稜 11月27日(日) 晴れ
<参加者> 3名
<コースタイム> 高尾山登山口駅(8:45)→四辻(9:10)→草戸峠(10:50)→草戸山山頂(11:15-昼食-11:30)→境川源流(11:50)→はなさき休憩所(12:05)→大戸BS(13:30)→橋本駅(14:15)
城山湖周辺山稜は、南高尾山稜の一部で、高尾山口駅から南へ伸びる山稜です。近傍の高尾山の賑わいとは異なる、静かな自然を楽しめるコースです。
今回は、特に落葉期でしたので、山道には落葉が一面に散り敷かれ、周囲の植栽は密生し、とても見ごたえがありました。また、登山者が少ないので、山道は荒れていませんでした。
草戸山付近の山道(丸太2本で整地した階段)では、両側に土砂流れがない場合は、土が流失せず、段差は変わっていませんが、土砂流れがある場合は、土が流失し、段差が拡大していました。また、ダム湖の北側では、板塀で土手の土を支え、道の谷側にも板塀が埋め込められていました。土砂の流失に特に気を使って整備されている事が分かりました。
自然保護部の山行は、通常よりもペースを落とし、ゆっくりと自然を観察することを心掛けております。落葉はコナラ、クヌギ、モミジ等、色や形、大きさも様々でした。絶え間なく散る音「カサカサ?カラカラ?」も聴くことが出来ました。
また、登山に欠かせない登山道は、多くの人に利用されているにもかかわらず、誰が設置し、誰が管理しているかを考えることはあまりないのではないでしょうか?時には、日頃利用している登山道について、考えを巡らせてみることも良いのではないかと思います。