2023年5月の山行

2023年5月の山行

蛭ヶ岳 主脈コース              5月6日(土) 晴れ時々曇り

<参加者> (4名)

<コースタイム> 9:50(休憩含む)、距離25km
焼岳登山口7:40→焼山9:10→黍殻山10:10→黍殻山避難小屋10:30→姫次11:10昼食11:30→蛭ヶ岳12:45→丹沢山14:10→塔ノ岳15:10→大倉バス停17:30

 丹沢「主脈」は、塔ノ岳から丹沢山、蛭ヶ岳を経て焼山に至る稜線を指し、「主稜」は蛭ヶ岳から檜洞丸、大室山、菰釣山、三国山と西へ伸びる尾根を指すそうです。
今回の主脈コース縦走は、「焼山登山口」から東海自然歩道を歩き、焼山、蛭ヶ岳、塔ノ岳を経て、大倉尾根で大倉バス停へと下山する全長約25km(標準CT11:45)のロングコースです。天気予報は、横浜が晴時々曇り、最高気温26℃、風速15m/s(54km/h)のかなり強い風が予報され、一方、mountain.forecast.com(山岳天気予報)の「蛭ヶ岳」の予報は、晴時々曇り、頂上付近の気温13℃前後で、風速40km/hと、強い風予報となっていました。(いずれにしても強風です)

 登山口からは、樹林帯の穏やかな登りがつづき、強風予報でしたが、心地よい春の風を感じる程度で、焼山手前にかなりの急登はあったものの、気持ちよく「焼山」に到着しました。「焼山」の由来は、この地が将軍家の御猟場であり、草木が茂ると狩猟の妨げとなるとして毎年山焼きが行われていたことからだそうです。ここからはとても歩きやすい登山道が続き、「黍殻山(きびがらやま)」山頂を経て「黍殻山避難小屋」に到着。この小屋(トイレあり、水場なし)は、よく清掃されており、7-8人は宿泊できる大きさで、なぜか小屋の前に野球場レベルの広場がありました。さらに東海自然歩道を進み「姫次(ひめつぎ)」のベンチで昼食を済ませ、一旦下降して、いよいよ蛭ヶ岳への登りです。この辺りから気温が下がり、風が強く吹いている場所もありましたが、樹林帯の整備された登山道や山頂手前の木道階段(これがきつかった)を経て「蛭ヶ岳」に登頂しました。降雨はないが、残念ながら山頂付近はガスで覆われ、展望は次の機会へとなりました。この時点で時刻は13時前であり、日没(18:30)には大倉バス停へ到達可能と予想されました。大倉尾根下山のための体力温存につとめ、適宜、短い休憩を取りながら、気持ちのよい「蛭ヶ岳~丹沢山~塔ノ岳」の稜線を進み、大倉バス停には18時前には到着することができました。

 一人ではきっと心が折れて達成できそうもない丹沢主脈コース日帰りを、仲間との会山行により完歩でき、この上ない達成感を味わうことができました。 CL、SLのおかげで、適切なペース配分により、日没に間に合うコースタイムで、怪我もなく、安全な山旅ができ、感謝です。 また、お約束の反省会も楽しませていただきました。

 

 

 

 

 

 

御岳山(929m)~日ノ出山、御嶽神社 5月13日(土) 小雨のち曇

<参加者> (6名)

<コースタイム> 3時間 <コース> 御岳山駅9:50 → 御岳ビジターセンター

→ 御岳神代ケヤキ → 御岳山・御嶽神社10:30-11:00 → 日ノ出山12:00-12:20(昼食) → <旧道(御嶽山参道)> → つるつる温泉14:00-15:00

天然記念物の神代ケヤキを眺め、古墳時代に創建された関東一の霊場・武蔵御嶽神社を巡り、

御岳山から日ノ出山への縦走を楽しむ。

* 武蔵御嶽神社:崇神天皇(第10代天皇)の時代(古墳時代)に創建されたと言われる。

日本武尊の従者である狼(山犬)を守り神として祀る狼信仰の神社、古くから霊山として信仰。

* 御岳神代ケヤキ:樹高30m・幹回り8.2mの巨木、日本武尊が東征の際に植えたとの伝説、

  国指定の天然記念物。

* 日ノ出山:青梅市と日ノ出町にまたがる標高902mの山、東側は開けており、晴れていれば関東平野を遠くまで見晴らす景色を楽しめる。小広い頂上には東屋がある。

* つるつる温泉:地下1500mから汲み上げるアルカリ性単純泉(PH10)、アルカリ成分が高く肌がつるつるになる美人の湯。


 早朝のJR御嶽駅は今にも本降りになりそうな空模様、土曜日なのに雨予報のせいか登山客が少ない。9時10分に予定通りバスに乗り、ケーブル駅に到着。勾配22度831mを6分で御岳山駅に到着、楽ちん山行を楽しむ。

ビジターセンターに立ち寄り、御岳山・御嶽神社に関する知識を取り入れ、神社下に到着。

御嶽神社を守るかの様な樹齢千年の天然記念物・御岳神代ケヤキを見上げ、千年前にこの木を植えた日本武尊に思いを馳せる。御嶽神社は崇神天皇(第10代天皇)の古墳時代に創建されたと言われる。日本武尊の従者である狼(山犬)を守り神として祀る狼信仰の神社で古くから霊山として信仰されている。この辺りから雨はほぼ止み、涼しさの中で日ノ出山迄の快適な登山が続く。

頂上はガスが掛かり、視界はほぼゼロ、残念。軽食後、早々につるつる温泉に向け下山、14時に到着。お湯はPH10の驚異のアルカリ性、肌がつるつるの一過性の美人湯を楽しむ。

 次回は日ノ出山からの雄大な景色も味わいたいですね。皆さんお疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 

三浦アルプス・講習山行        5月20日(土) 小雨曇り晴れ

<参加者> (6名)

<コースタイム> 08:08京急逗子葉山駅⇒08:11「講習」08:40長柄交差点~09:02森戸川林道入口~支流バリエーション~10:46(休憩)11:03上二子山~11:30「講習」13:30南郷公園東屋~14:27長柄交差点~14:59京急逗子葉山駅

 午前中には雨も止むとの予報。上二子山を過ぎたあたりから上がりだし、その後は曇りから晴れに変わりました。講習山行内容、以下の画像でご確認ください。

長柄バス停教室「靴紐の結び方」「コンパスワーク」 登山道崩壊地出現


 

 

 

 

 

 

渡渉バリエーション                         分岐で確認


            

 

 

 

 

 

 

東屋教室「水分補給と行動食」「ファーストエイド」リスク・マネジメント

:「気象」「落雷」「危険生物(ハチ・虫)」

 

 

 

 

 

 

 

 

矢倉岳                 5月20日(土) 晴れ

<参加者> (6名)

<コースタイム>新松田8:40→矢倉BS9:17→矢倉岳登山口9:24→矢倉岳11:10

足柄万葉公園12:50→足柄城址14:20→地蔵堂BS15:01(臨時)→関本15:25

バス停からしばらく歩くと、登山口手前には広大な

茶畑が。今は機械摘みなんだね。登山道は整備されて

いてとても歩きやすい。早朝まで降っていた雨のせい

か、歩き始めは湿気が気になったが、途中からは風も

吹いて新緑の中を心地よく歩くことができた。

山頂は広々としていて、晴れていれば富士山も臨める。

下山は万葉公園を過ぎた辺りから足柄古道を行く。

1時間くらいで地蔵堂バス停へ。近くの万葉うどんで

冷たいうどんを食べてお腹も心も満たされた。

ゆっくり、のんびりな山行でした。

テント泊講習①大菩薩嶺(上日川峠キャンプ場)

5月20日(土)~21日(日) 曇 時々晴れ

<参加者> (9名)

<コースタイム> 上日川峠(5:35)→福ちゃん荘(6:00)→雷岩(6:55)

大菩薩嶺(7:10)→賽ノ河原(7:50)→大菩薩峠(8:25)

→富士見山荘(9:10)→上日川峠(9:45)

 週末は雨天が続くこの頃、不安だった天気予報も甲斐大和駅に遅い集合で天気も回復傾向。

13時50分発のバスは貸し切り状態、揺られること40分上日川峠に到着、隊長の指示で

テント設営、隊員の皆さんとっても機敏な動きであっという間に完成。明日の晴天を願って

お神酒(麦酒)をたしなむ…夕食はそれぞれ豊かな個性を発揮…話しも尽きることなく各自就寝も…深夜に叫び声(雄叫び) ~なんだろう? よそのグループの寝言? クマの襲来? 鬼の襲撃? ゾンビ?

 真相は掴めないまま朝を迎えて(完全に寝不足だ~)簡単に朝食を口に大菩薩嶺へと出発。

歩き始めは霧雨からの小雨に…9人の願いを一つにして「雨雲よされ」を3度懇願すると…

なんと雲は切れ~合間から富士山出現、なんとも神々しい景色に感謝・感激・雨降るな!

上日川峠に戻ってテント撤収時に、隊長からテント泊装備のパッケージ講習会を開催頂き  (なんでこんなにコンパクトになるの?)、サブザックの中身で雨具、行動食、日焼け止め等、

身をもって勉強になりました。次回に活かします。

 

丹沢主稜縦走(檜洞丸―臼ヶ岳―蛭ヶ岳―丹沢山―塔ノ岳)  5月21日(日)  曇り−霧

<参加者> (3名)

<コースタイム> 西丹沢ツツジ新道入り口7:50→檜洞丸10:00→蛭ヶ岳13:15→丹沢山14:35→塔ノ岳15:45→堀山16:50→大倉18:00

 YHC会山行中でも1、2を争うロングコースである丹沢主稜日帰りコース、かなりハードそうなイメージがあり、興味はあったが参加したことがなかった。しかし、夏山縦走の予定があり、トレーニングのため、と思い切って申し込んだ。新松田駅7:00に集合し、タクシーで西丹沢のツツジ新道入り口まで行き登山開始。SLの素晴らしいスピードに引っ張られ、ひたすら歩き続ける。新緑を背景に霧の中、ほぼ満開に咲き乱れるシロヤシオとトウゴクミツバツツジの織りなす幻想的な景色と、ウグイス、ホトトギス、ミソサザイ、ヤマガラなどの山鳥が奏でるオーケストラに励まされながら登り下りを繰り返す。

 序盤は、これこそツツジ新道の名にふさわしい絶景だ、素晴らしい!と景色や鳥の囀りを楽しむ余裕があったが、徐々に疲労が蓄積し、楽なはずの下りでも、長く続くと厳しい登りが想起され素直に喜べず、上りが続くと、足が前に出ない、うわー太もも攣りそうーとなり、やっと辿りついた絶景ポイントも霧のため眺望は望めず、徐々に、あーもう無理―と心が折れそうになった。しかし、弱音を吐くと自分に負けた気がする、終わらぬ山行はない、いつかゴールに辿り着くはず。微風の心地よさを励みに、下山後のビールを想像し、がんばれ自分、と気合を入れて必死についていき、想定より早い時間に大倉に辿り着くことができた。歩き通したことで精神的にも体力的にも少し成長した気がする(少し大袈裟です)。

 CL曰く、今回はかなりペースが早目で大変だったけれど、参加者に合わせてペースも休憩時間も調整する、とのこと。今後もこのコースの会山行、何らかの形で続ける予定らしいので、もし、興味はあるけれど自信がない、と参加を躊躇している会員がいるなら、自分のレベルを知るためにも、レベルアップを図るためにもぜひ挑戦することを勧めたい。

 共に歩き、様々な話題を提供してくれたCL・SLのお二方に深く感謝します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

檜洞丸(1601m)             5月27日(土)  晴れ

<参加者> (7名)

<コースタイム> 西丹沢ビジターセンター8:30⇒展望園地10:32/45⇒檜洞丸12:04(食事・お茶タイム)13:10⇒小笄(ここうげ)14:28⇒犬越路15:24/40⇒ビジターセンター16:57


5月末となっていつもなら盛のシロヤシオ、温暖化で開花時期の早まりを心配していましたが、山頂付近でしっかりと見ることができ一安心です。山頂から犬越路までは鎖場もあり変化に富んだコースですが、女性新会員3人も最初はやや戸惑いながらも、要領を得たのかその後は難なく通過できました。前日の天気予報では相当に暑いとのことでしたが山の上は適度に風もあり気持ちよく山行ができました。

 

 

 


 

 

 

 

 

棒の折山                 5月27日(土)晴れ

<参加者> (5名)

<コースタイム> さわらびの湯バス停9:24→白谷沢登山口9:50→権次入峠11:45→棒の折山(棒の峯)12:00~12:30→龍泉寺登山口14:30

 

 

 

 

 

 

 

 

 棒の折山は2回目だったが、こんなに沢や岩が多かったかなと感じるほど、何回も沢を渡ったり岩を登ったりで、変化に富み楽しかった。このちょっとしたスリル感と静寂な雰囲気が若者に人気があるようで、若者のグループがとても多く見られた。途中の巨大な岩茸石、今回は上まで登ってみた。前から見るとまっすぐで絶壁のようだが、後ろに回ると足場のある岩なので登ることができた。急坂の後、やっと頂上へ到着。とても混んでいて、お昼を食べ30分ばかり経っても一向に人の減る気配はなかった。

そして下りはやたら根っこの多い道ばかり

で疲れは出てくるし神経を使った。

 

リーダー他参加者の皆様、楽しい山行をありがとうございました。

小楢山と乙女高原          月28日(日)晴時々曇り 

<参加者> (8名)

<コースタイム> 登山口9:14→的石10:06→小楢山10:23~10:50→登山口

11:57→乙女高原ロッジ、昼食12:10~12:40→乙女高原散策12:50~

14:05→駐車場

車2台に便乗し、中央道の勝沼インターに向かった。6:45分海老名出発ということもあり、今日は渋滞もなく通過することが出来た。その後街中を通過し小楢山の駐車場に向かった。

気温は標高が1500mあり、心地よい風が吹いていた。駐車場からは1時間程度で頂上

(1713m)に登った。山梨百名山の一つであり富士山を仰ぐ景色は素晴らしかった。

途中、レンゲツツジが山道の横に咲いていて、山行を楽しくさせてくれた。その後、乙女高原に移動し昼食を取り、周辺を散策した。サブリーダーの話では、以前は道路側の部分にレンゲツツジが咲いていたとのことであったが、まだ若干早かった様で、山の下側に咲いていた。また小川が高原の中に流れていて、その周辺には谷内坊主、九輪草等のユニークな花も見られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

雨季が近づいて来ているこの時期であるが、晴れ間に山梨まで山行できたことは良かったと思っている。



丹沢クリーンハイク           5月28日(日) 晴れ 

<参加者> (4名)

<コースタイム> 大倉8:50 → 堀山の家着11:53 (昼食) 12:24発 → 大倉14:46

『丹沢に年に一度は恩返し』の標語の下、神奈川県勤労者山岳連盟主催の第44回クリーンハイクに参加した。受付をして、緑の旗をザックに装着し、トングとゴミ袋を持って出発した。ゴミを探しながら歩いていると、「ありがとうございます」と声をかけられたり、「クリーンハイクを実施しています」と呼びかけをしたり、和やかな山歩きであった。途中の見晴らし茶屋ではコーヒーが振る舞われて、参加者同士の会話が弾んだ。約100名の参加で、可燃ごみと不燃ごみの分別収集を行った。しかしながら、ゴミが少ないがゆえに、清掃登山を通して登山者に自然保護を訴えることには、分かりにくさがあったように思う。今後は、どのように自然保護活動を共有・普及していくのかが課題であると感じた。



畔が丸~菰釣山     5月28日(日)~29日(月) 曇のち霧雨

<参加者> (2名)

<コースタイム> 1日目 西丹沢ビジターセンター(9:08)→畔が丸(12:02)→モノクボ沢ノ頭(12:52)→大界木山(12:31)→城が尾山(14:13)→中の丸(14:37)→ブナ沢ノ頭(15:10)→水場(沢あり往復約40分)→菰釣山避難小屋(16:36)

2日目 菰釣山避難小屋(7:23)→菰釣山(7:45)→ブナの丸(7:59)→石保土山(9:43)→大棚ノ頭(10:13)→富士岬平(10:54)→高指山(11:30)→石割の湯(12:19)i

【1日目】新松田駅に7時30分集合。会山行であるが、参加者は自分とKさんのみ。バス待ちの登山客も例年に比べて少なく、臨時便はなし。更に畔が丸に向かう登山客はとても少ない。天候は曇りであったが、畔が丸は風情があって雨でも楽しめる山である。

この日もブナの森や沢を眺めつつ楽しみながら歩いた。本格的な山行は久しぶりで下りのペースが上がらない。しかし何とか歩き通すことができた。対して南アルプスで1日14時間を歩き通したKさんは絶好調で、畔が丸~菰釣山まではアップダウンが続くも足取りが軽い軽い。

 さて15時頃ブナ沢ノ頭に到着。本日最大のイベントである水場(沢)に水を汲みに行った。20分ほど道志に向かう登山道を下ると沢があり、水が豊富に湧き出ている。ここで1人3リットルの水を汲んでほっとした。夜は避難小屋でキムチ鍋を楽しんだ。この日の宿泊者は我々だけであり、気兼ねなくゆっくり過ごすことが出来た。

【2日目】朝から雨の予報であったが、霧が濃いのみで雨に降られずに済んだ。7時過ぎに避難小屋を出発。石割の湯を目指すが、細かいアップダウンが続き、累積標高差は2日間で登り2000mを超えた。地味ながらなかなかハードな山である。畔が丸から先は誰とも出会わず、甲相国境尾根は本当に静かな縦走路であった。

富士山が見えず残念ではあったが、ブナの森の美しさは

西丹沢ならではと思う。11時に富士岬平到着。

私は足を休めることにし、休憩している間にKさんは

高指山を1人ピストンする。往復30分弱で戻って来ら

れ、速いペースである。かくして2日間に渡る山行を無

事に終えることが出来、最後は石割の湯で汗を流して打

ち上げをした。