尾瀬テント泊 6月9日(金)~10日(土) 曇りのち晴れ
<参加者> 4名
<コースタイム>
1日目:鳩待峠登山口(11:00)→ 山の鼻(12:30)→ 東電小屋(14:30)→
見晴キャンプ場(15:00)
2日目:見晴キャンプ場(8:30)→ アヤメ平(11:50)→ 鳩待峠登山口(13:30)
4年ぶりのテント泊。不安な気持ちで土砂降りの中出掛ける。高速バス「尾瀬号」に乗車し戸倉に近づく頃には雨が上がり安堵する。バスを乗り換え鳩待峠に着くと、そこは驚くほどの人で溢れていた。山の鼻への木道はツアー客や団体の行列でなかなか進めず荷物の重さを感じる。左右を行き来して歩くと待望の尾瀬ヶ原だ。目前に景色が広がり水芭蕉、タテヤマリンドウ、イワカガミの群生が待っていてくれた。その可愛さに「来て良かったね~」の連発。日も差し始め雲の間から垣間見える燧ヶ岳を眺めながら見晴テント場までもうひと頑張りする。
さて、今夜の夕食は3人のテントの達人のジンギスカン、パエリア、自家製野菜入りラーメンにワインと超豪華! 見晴テント場まで一不安ながらで溢れていた。尾瀬ケ原美味しかった~♪ ご馳走さまでした。
翌日はゆっくりとテントを撤収し、急登の長沢新道を汗だくで必死に登りアヤメ平に着くとご褒美のチングルマやショウジョウバカマに会うことが出来た。やっぱりテントはいいな~また来たいと思えた楽しい二日間でした。
高畑山・倉岳山 6月10日(土) 曇り
<参加者> 7名
<コースタイム> 鳥沢駅(8:10)→高畑山(10:40)→倉岳山(11:40~12:05)→
梁川駅(14:10)
梅雨の時季も近づき、計画日の前後も雨模様との予報であったが、当日だけは曇りの予報であり、計画は実施された。鳥沢駅からバスに乗らずに直接登山が出来るのがこの山の良いところである。動物侵入止めの金網を開け登って行った。気温も高く湿気も高かったが、渓流沿いの山道は、昨日の降雨で水量が増した渓流のおかげで涼しく感じられたのは良かった。緑もこの時期は濃くなり、眼には優しい山道であった。今日は二座の登山であり、登り、下り、登りの結構汗をかく山行であった。頂上からの景色は遠くまでは望めなかったが、中央道が眼下に見られ、ゆっくり昼食も取ることが出来たのは良かった。倉岳山からの下山は、一部の山道が分かり難く、急な方に下山してしまったが、リーダーの早や目の判断で通常のルートに戻り、ゆっくり渡渉を繰り返し梁川駅に下山した。この時期、楽しく山行が出来たのは良かったと思っている。
秋田駒ケ岳・八幡平 6月14日(水)~15日(木) 晴れ時々曇りのち雨
<参加者> 4名
<コースタイム> 秋田駒ケ岳八合目駐車場10:30→男女岳12:00→阿弥陀池(お昼ご飯)
12:25→ムーミン谷13:30→横岳14:25→八合目駐車場15:30
前日まで天気は思わしくなかったが、当日は奇跡的に回復し、好天に喜び合いながらスタートした。秋田駒ケ岳は、いくつかの山の総称で、八合目まで車で行くことができる。歩き始めてすぐに可愛らしいヒメショウジョウバカマに出会う。最高峰の男女岳の山頂からは、さっき通った阿弥陀池とそれを囲む山々の風景が、海外のようだねと皆で感激した。その後、ムーミン谷への下りは、岩だらけ浮き石だらけの気の抜けない道で、少し嫌になりながらもようやくムーミン谷へ。チングルマなど高山植物があちこちに咲いており、満開時は見事だろうなと想像し楽しくなった。次に向かった横岳はこれまでとは違い、黒い砂礫の中を歩く。まるでどこかの惑星にきてしまったかのようで、わくわくした。最後に焼森山へ行った。雪の残る美しい男女岳を眺め、帰りたくないなあと思いながら聞いたカッコウの鳴き声が耳に残っている。もう一度登りたい山がまた一つ増えた。
二日目は八幡平。前日の夜から降り出した雨は、宿を出る頃には止み、雲は多いが歩くには問題ない天候に、また皆で喜んだ。お目当てのドラゴンアイは、きれいなブルーではないが、しっかり開眼しており、念願かなった。その後、八幡平山頂から湿原へ向かい、ミズバショウやキヌガサソウを見ながら、のんびり散策した。
帰りに藤七温泉に立ち寄った。大自然の中の露天風呂。誰もいなく貸し切り状態だった。(一人いた)雨に打たれながらだったが、気持ちよく幸せな時間だった。いい山にいい温泉、大満足な山行だった。
テント泊講習②笠取山 6月17日(土)~18日(日) 晴れ
<参加者> 7名
<コースタイム>
Day1:作場平10:30→笠取小屋12:30テント設営14:00→笠取山14:30→水干15:30→
笠取小屋16:00
Day 2:笠取小屋7:00→作場平8:30
Day 1:上永谷と新横浜の2カ所に集合し、分乗して登山口の作場峠を目指した。天気の良い週末だったため、高速道路は大渋滞。到着時間が心配だったが、ほぼ予定通りに登山口の作場平に到着できた。準備して早速出発。爽やかな風が吹き抜ける川沿いの登山道だったが、テント装備を担いでの登りは厳しい。1時間40分程度で宿泊予定の笠取山テント場に到着した。すぐにテントを設営し、各自昼食をとる。その後、笠取山を目指し歩き出す。アタックザックだけ背負うとこんなに身体が軽いのかと改めて驚く。1時間ほどで、急登で有名な笠取山直下に着くが、写真では伝わらない急登で不安になる。各自のペースで登るよう指示が出て、歩きだしてみると距離が短いため10分程度で登れたようだ。山頂はお約束の富士山ドーン! 前回のテント泊講習で登った大菩薩嶺も綺麗に見えた。その後、水干で多摩川に流れ込む1滴目を見つめてから、笠取小屋に戻った。ビール片手に夕食の用意をし、暗くなるまで山のこと、装備のことなど話題は尽きなかった。
Day 2:翌日は大渋滞が予想されたので、予定していた鶏冠山に登るのは諦め帰途についた。あっという間に談合坂SAに到着。あれほど空いている談合坂は見たことがない。その後も順調に帰宅することができた。梅雨真っただ中にもかかわらずすっきりと晴れ、夏山登山のような2日間だった。 3回目のテント泊講習も楽しみだ。
鷹巣山 6月18日(日) 晴れ
<参加者> 6名
<コースタイム> 畑宿(9:15)→ 飛竜の滝(10:00)→ 鷹巣山(11:30)→浅間山
(12:15)→ 千条ノ滝(13:15)→ 小涌谷(13:30)
梅雨の晴れ間。箱根湯本駅から畑宿まではバスで移動。寄せ木細工工房や旧街道を思わせる箱根らしい街並みの横から山行開始。滝の水音と涼やかな風を感じながらの心地よいハイキングが続き、飛竜の滝に到着。迫力とマイナスイオンに包まれる涼しさに感動。途中で沢蟹も現れ、可愛らしい。おしゃべりも弾み、鷹巣山に到着。ここは城跡とのこと。小休憩の後、浅間山や繊細で美しい千条の滝を通って、小涌谷へ下山。おいしい台湾料理(ルーロー飯、ジーロー飯、台湾ティー)をいただきました。帰路は箱根登山鉄道で箱根湯本へ。車窓の紫陽花と、登山鉄道ならではのスイッチバック走行を楽しみました。CLさんの丁寧なリード、SLさんの優しい見守り、参加メンバーみなさんの朗らかさのおかげで、充実した楽しい山行でした。ありがとうございました。
硫黄岳~赤岳 6月26日(月)~27日(火) 曇~雨~晴
<参加者> 6名
<コースタイム>
Day 1:小淵沢9:00→<タクシー>→桜平10:05→オーレン小屋11:25(昼食)→硫黄岳13:30→硫黄岳山荘14:15
Day 2:硫黄岳山荘5:30→横岳奥の院6:20→赤岳9:00→行者小屋10:30→赤岳鉱泉11:15→美濃戸口14:20→<タクシー>→小淵沢14:45
Day 1:小淵沢駅に集合し、ジャンボタクシーで登山口の桜平へ。八ヶ岳特有の苔むした登山道を歩き出す。今回は植物観察も目的のひとつで、さっそくオサバグサ、ミツバオーレンに出会えた。オーレン小屋を過ぎ、森林限界を超えると植生は変化する。ツガザクラ、イワウメ、キバナシャクナゲ、コイワカガミと眞木CLの説明を聞きながら写真撮影に忙しい。急登を登ると硫黄岳山頂に到着。赤岳をバックに集合写真の撮影後、ウルップソウ、コマクサの群生地にある硫黄岳山荘に向かう。山荘の周りは高山植物園になっていて、ウルップソウ、コマクサはもちろんオヤマノエンドウ、ハクサンイチゲ、クロユリ、ヤツガタケキスミレなどが見られた。明日は、チョウノスケソウや、今回の最大の目玉ツクモグサが見られそうと期待が膨らむが、鎖とハシゴが連続する岩場の縦走路を歩ききれるか複雑な気持ちだった。
Day 2:朝4時に起床すると雨音が聞こえる。ハードな縦走路を雨風の中歩くことになった。出発してすぐにチョウノスケソウ、オヤマノエンドウの群生があり、励ましてくれているよう。横岳周辺からは登山道は厳しさを増し、鎖とハシゴが連続する。そんな中、眞木CLはツクモグサをずっと探してくださっていた。石尊峰の手前で崖に咲いていたツクモグサをついに発見。みんなで大喜びして覗き込み、写真を撮った(強風に煽られて、いい写真はとれず残念)。すれ違う他の登山者からツクモグサについて聞かれることが多く、丁寧にお伝えしていた。その後、大きく下って登り返す鎖場を強風に煽られながら進み、赤岳展望荘までたどり着く。赤岳直下の急登は壁のようだったが、CLの足の置き場を追いながら一歩ずつ前に進む。9:00に赤岳登頂!
みなさん、いい笑顔の写真が撮れた。このあと行者小屋から赤岳鉱泉を経由し、美濃戸口まで下山。タクシーで小淵沢まで戻った。
今回はスリリングなコースの中で高山植物を愛でるというテーマがあり、興味が尽きない山行でした。あんなに長い鎖場は初めてで、みなさんにたくさん助けていただいたので、どうにか歩き通すことができました。企画してくださったCLをはじめ、参加者のみなさん、どうもありがとうございました。