早池峰(八幡平・早池峰山行) 7月3日(月)曇り時々雨
<参加者> (11名)
<コースタイム>
河原の坊10:55→小田越11:30→早池峰山頂上14:00~14:25→小田越16:10
八幡平、早池峰の2日間の山行であり、当初2日目に計画されていたが、天気予報の結果から1日目に変更し実施された。そのため出発時間が若干遅くなったが、レンタカーでの移動でもあり登山に十分な時間は取れた。駐車場がある河原の坊に車を置き、そこから50分程度舗装道路を登り登山口である小田越に着いた。それから本格的な登山となった。暫く行くと木道があり、それを過ぎると岩場の道となった。1時間程度過ぎた時点で頂上も近いと思われる景色になったが、着いてみると5合目とあり、まだ1kmが残っていた。幾分平らな道の後、岩場と鉄の階段が現れ、それを通過し頂上に到着した。
当山は百名山の一つであり、久しぶりなこともありタフな山であった。しかし、それを癒してくれたのは、この山が花の百名山と呼ばれているように、多くの山野草であった。登山道の横々に白、紫、黄、赤の花々が咲いており苦しさを忘れさせてくれた。岩場は蛇紋岩ということもあり、慎重に下ったため、標準時間より掛かったが4時過ぎには登山口に戻った。花についてはあまり強い印象は持っていないが、この山で見たハヤチネウスユキソウは、以前この花に似ているエーデルワイスを探しにアルプスを散策したが見ることができずにいたので、ここで見ることができ、良かったと思っている。ここに載せている花の写真はほんの一部なので興味をお持ちの方はメンバーでお知り合いがいれば全部を見ることは可能と思われる。
八幡平 <7月3日=早池峰山> ⇒ 7月4日(火) 晴れ
<参加者> (11名)
<コースタイム>
8:00茶臼岳登山口→8:40茶臼岳→9:30黒谷地湿原→10:30陵雲荘(八幡沼避難小屋)→
11:00八幡平山頂→11:40八幡平登山口
お花山行の様子、画像①~⑮でご確認ください。
①茶臼岳登山口からスタート ➁茶臼岳から八幡平を臨む ③八幡沼湿原を進むYHC連隊
④イワイチョウ ⑤ハクサンチドリ ⑥キヌガサソウ ⑦サンカヨウ ⑧ミヤマキンポウゲ
⑨チングルマ ⑩アオノツガザクラ ⑪ハチマンタイアザミ ⑫そこかしこでお花教室開催
⑬八幡平頂 ⑭下山ブラボー ⑮リラクゼーション@藤七温泉
ウォーターハイキング講習会 道志・西棚ノ沢
7月9日(日) 小雨曇り晴れ
<参加者> (10名)
<コースタイム> 二俣川7:00⇒東名/圏央道⇒相模原IC8:00⇒道志の湯8:30⇒的岩9:00→西棚沢出合9:30(遡行開始 )→越路林道11:30(遡行終了)昼食→室久保林道12:30→的岩13:30
集合場所の道志の湯駐車場でハーネス、カラビナ、スリングのフィッティング講習を受け、ハーネスやヘルメットを装着して車で的岩まで移動した。
的岩に駐車し、歩いて西棚ノ沢出合へ移動しそこから遡行開始。遡行を始めて間もなく最初の滝が見えた。リーダーは中央の階段状の岩を登り始め、みんなも後に続いた。全員滑ることもなく難なくクリア、幸先の良いスタートとなった。その先小滝とナメが混在する気持ちの良い渓流が続き、心も軽やかになり癒された。明るい色の綺麗なナメでは、男女別々にポーズを決め集合写真を撮った。
川底は、最初は花崗岩で滑りやすかったが、やがてざらざら感のある岩盤になり、歩きやすくなった。しばらく遡行して、最大の難所である最後の滝が見えてきた。リーダーが、手がかりの少ない滝の右壁を器用に登って、上からロープを垂らしてくれた。私たちはロープを頼りに同じコースを順番に登った。ロープはたるませないで常に張った状態で登るようにとのリーダーから指導があった。
その後は、ナメが続く。白ザレを過ぎると越路林道が沢を横断している場所があり、左岸側に東屋が現れた。ここで沢登りは終了。東屋で昼食を食べたあと、靴を履き替えて、林道を歩いて的岩へ戻った。
初めての沢登りのでちょっと不安だったが、とても気持ちよく、楽しい沢登りを体験する事ができた。沢では、どちらのルートをとるのか、ロープを出すのか、ひとつひとつの判断を、慎重に、しかし迅速に行うことが重要なのではないかと思った。とてもいい講習会だった。リーダーさん、皆さんありがとうございました。
白馬岳 7月16日(日)曇~7月17日(月)晴
<参加者> (3名)
<コースタイム>
Day 1猿倉荘5:50→白馬尻6:40→岩室跡9:20→白馬山荘11:10
Day 2白馬山荘6:00→白馬岳6:15→小蓮華山9:20→船越の頭8:40→白馬大池山荘9:30→白馬乗鞍岳10:20→栂池自然園12:20
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今年は雪が少なく、大雪渓歩きは途中で終了。小雪渓のトラバースはなし。
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雪渓の上のお花畑は見事の一言。写真撮影に大忙し。
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白馬山荘は満室で、チェックイン1時間待ち。布団は一人一枚。コロナ対策の仕切り等なし。
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2日目は予報通りの晴天で、ご来光から始まり青空の下での稜線歩きはとても快適。
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稜線上のお花畑も素晴らしい。ツクモグサは終わりかけだが、写真撮影に成功。
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雷鳥坂の登山道上でつがいの雷鳥の砂浴びに遭遇。登山者みんなで「雷鳥待ち」だった。
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予定していたバスには間に合わなかった。栂池高原からみみずくの湯までタクシー利用。
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みみずくの湯から白馬駅までは徒歩15分程度。余裕をもってあずさ46号に乗車。
那須茶臼岳1898m~竜化の滝 7月22-23日(土-日) 晴れ
<参加者 > (5名)
<コースタイム > 22日:4時間、23日:3時間+1時間
< コース > ロープウエイ:那須山麓駅10:00 = 山頂駅10:04、
山頂駅10:20 → 茶臼岳山頂11:20-40 → 火口一周11:40-12:00
→ 峰ノ茶屋跡12:20-30(昼食) → 三斗小屋温泉14:30 大黒屋(宿泊)。
翌日:大黒屋7:00 → 峰ノ茶屋跡9:00 → 那須岳登山指導所 → 山麓(1380m)9:50
トロイデ火山の「那須茶臼岳」の噴火口を廻り、三斗小屋温泉迄の稜線を下り、大黒屋で山上の
秘湯を楽しむ。*那須岳:主峰(茶臼岳、トロイデ型火山)・朝日岳・三本槍岳の連山、百名山。
*三斗小屋温泉:1460mの高地に沸く天然温泉。山上の温泉旅館「大黒屋」に宿泊、
翌日は竜化の滝へ向かい、竜化の滝公園で箒川渓谷の吊橋を渡り「風挙の滝」、「竜化の滝、
長さ130m・高さ60mの那須で最大の三段滝」等の涼しい滝巡りを楽しむ。
<感想文>
那須塩原駅から那須山麓駅まではバスの予定だった。タクシー乗り場に向かうと運よく5人乗合ができた。運転に慣れた運転手は山間の道を飛ばす・飛ばす。お陰で山麓駅に予定よりも1時間早く到着した。初っ端からラッキー。1時間早いロープウエイに乗り、山頂駅に到着。
山の上はかなりの霧。良い事ばかりは続かない。那須茶臼岳を目指して登りだしたが火山の噴石が積もったゴロゴロ路の連続、予想よりもかなり手ごわい。
茶臼岳頂上はかなりの登山者が滞留していた。大きな噴石の上で仲間に加わり小休憩。噴火口巡りを始めたが相変わらずのゴロゴロ路が続く。峰の茶屋跡から尾根道を下る。下りで楽だと高を括っていたが、噴石の間に小石が積もっていてかなり滑る。案内書では1時間と記載されていたが、倍の2時間で大黒屋に到着。宿で確認すると2時間が普通との事。
翌日は峰の茶屋経由で山麓駅まで下山。好天に恵まれ、左に朝日岳を眺めながら砂礫の道を下って行った。山麓駅でタクシーを呼び、竜化の滝公園までをタクシー利用で時間短縮。軽装な家族連れ、カップルが大部分だったが、雄大な竜化の滝で「静けさや岩に染み入る滝の音」を土産に那須登山を締めくくった。ご同行の皆さんご協力有難うございます。
唐松岳 7月22日(土)曇り~24日(月)晴
<参加者>(9名)
<コースタイム> 23日 ケーブルカー乗車口7:00→唐松岳頂上13:40
24日 唐松岳頂上6:40→リフト乗車口11:45
前日に白馬の民宿で一泊し、2泊3日の行程で唐松岳に登った。ゴンドラは朝の7時から運転のため、それに合わせ民宿を出発した。それでもゴンドラ傍の駐車場は9割方埋まっていた。夏休みに入り家族連れも多く見られた
ゴンドラ、二回のリフトを乗り継ぎ、終点の登山口に着いた。途中、リフトの足元は花のゲレンデであった。リフトを降り、八方池までは観光で来ている人々と一緒に登って行った。登りの時はガスが出ており湖面は何も写っていなかったが、下山時は空と雲、山の頂が写っていた。
そこから登山案内で約3時間の登りである。途中、ガスが出ていたが不帰の頂き、白馬への山並が顔を出していた。2カ所のケルンを越え、岩の多い登山道を登って行った。山道の横には、コバイケイソウ、イワウチワ、チングルマ等の花々が咲いていた。
最後、切り立った峰を越え、岩山の横を迂回し、山小屋が眼下に見える頂きに到着した。
頂上は山小屋で一時休憩した後、登り20分で登頂した。
山小屋は改装したのか清潔であったが、一泊1.6万は昔に比べて少し驚いた。二段ベッドに各段4人、鼾の声も聞こえたが、朝はご来光を見に4時前に起き頂上に登った。天気は晴であったが、雲海と東の空は雲が棚引いていた。途中一緒に起きたのか雷鳥が顏を出していた。周囲の山々を十分眺めた後、山小屋から6時40分下山を始めた。途中、夏休みに入り、学校の団体が元気に赤い顔をして登っていた。
今回は車2台に乗り横浜から往復で登山できた。リーダーに感謝!
針の木岳、蓮華岳 7月22日(土)~24日(月) 晴れ
<参加者>(5名)
<コースタイム>
7/22 長野駅8:00→高速バス→扇沢10:04⇒大沢小屋11:30⇒針の木小屋14:52
7/23 針の木小屋6:02⇒針の木岳6:55/7:25⇒針の木小屋8:15/55⇒蓮華岳10:05
⇒北葛岳12:11/47⇒七倉岳14:38/47⇒船窪小屋14:55
7/24 船窪小屋5:46⇒七倉山荘10:17(温泉、昼食)→タクシー→信濃大町駅12:50
以前から行きたいと思っていた針の木岳雪渓、そして是非行ってみたいと思っていた船窪小屋にやっと行くことができた。天候を心配しながらの出発だったが最高の登山日和となった。残念ながら温暖化のため雪渓を歩く事はできず夏道を登る。
1日目、想像以上の急登、急登そして急登。2日目も想像以上の急登、蓮華岳から北葛岳への大下り、鎖場等々、内容の濃い充実したルートだった。
憧れの船窪小屋は落ち着きのあるランプの小屋。先代から引き継がれた有名な「ビーフシチュー」
「あざみの天ぷら」等美味しい食事を提供してくれた。船窪小屋に着いたとたん小屋前のベンチに座り込んでしまった。すると小屋の方が温かいお茶とサンダルを持って来てくださりビックリ。送りの時は無事祈願の鐘を鳴らしてくださり、気持ち良いおもてなしを受けた。皆さんも是非泊まってみては如何ですか?
思い出深いルートを計画してくださったリーダー、一緒に登ってくださった皆様、ありがとうございました。
テント講習・木曽駒ヶ岳 7月29(土)~30日(日)晴れ
<参加者>(5名)
<コースタイム>
1日目:13:19千畳敷駅→14:30宝剣山荘→14:47中岳→15:01木曽駒ヶ岳山頂上山荘⇒
17:07木曽駒ヶ岳⇒17:27木曽駒ヶ岳山頂上山荘(泊)
2日目:7:03駒ケ岳山頂上山荘→7:16中岳→7:36宝剣山荘→7:58宝剣岳→9:07千畳敷駅
4年前に木曽駒に登った時、いつかここでテント泊をやりたいと思いながらなかなかタイミングが合わず行けなかったが、CLの企画で念願かなって実現できた。
連日猛暑日が続く中。大きなザックを背負って新宿バスタに集合。バスタから満員の伊那飯田線バスに乗り込み、バスに揺られて4時間20分、(渋滞で50分遅れ)駒ケ根ICに到着。ここからバスとロープウェイを乗り継いで一気に標高2,612mの千畳敷駅まで登る。千畳敷駅は、見事な千畳敷カール。なんと美しい!!
昼食を取り高山病予防のため、しばしとどまる。信州駒ケ岳神社でお参りして、13:19にいよいよ登山開始。最初は千畳敷カールの遊歩道を進む。歩き始めて15分ほどで遊歩道と八丁坂の分岐にきた。ハ丁坂と呼ばれる急勾配をひたすら登る。八丁坂を登りきると、乗越浄土と呼ばれる広い場所にでる。中岳を越えて少し下ると、そこはテント場。山小屋で受付、テント設営を済ませ、荷物を置いて木曽駒ヶ岳山頂を目指す。山頂からは御嶽山、八ヶ岳、北アルプス、南アルプスから富士山まで、名蜂の大パノラマを臨む、という予定だったのだが、ガスで景色は見えない。明日に期待。
2日目 明け方には満点の星空、今日も好天が期待できる。朝焼けを見るため4時前に起き木曽駒ケ岳の山頂に向った。山頂から見た日の出と光に照らされるテント場、眼下には雲海が広がっていて、遠くには槍ヶ岳、富士山が拝めた。朝焼け十分に堪能した後、朝食、テント撤収して出発。途中、宝剣岳にピストンしてから、しらび平に下山した。菅の台バス停で下車、近くにあるこまくさの湯で登山の汗を流し、リーダーお勧めのソースカツ丼でお昼を食べ、神奈川に戻る。CLをはじめ参加者みなさまありがとうございます。やっぱりテントは良いな~
栗沢山・仙丈ヶ岳 7月29日(土)~30日(日) 晴れ
<参加者>(4名)
<コースタイム>
1日目:12:30長衛小屋→15:15栗沢山→17:30長衛小屋
2日目:4:40長衛小屋→10:30仙丈ケ岳→13:37北沢峠→13:50長衛小屋
梅雨明けの土日、最高の天気。長衛荘のテン場は、私達が到着した時点で既に夥しい数のテントが設営されていました。私たちは仕方なくテン場さい果ての地に設営しました。夜はトイレまで、ロープを避けてゴロゴロ石なので10分近くかかりました。河原の石の上にテント張って、眠れるか心配でしたが石の上でも案外大丈夫でした。
南アルプスの天然水CMのような爽やかなイメージを携えて登り始めた栗沢山、舐めていました。登山口からいきなり急登が続く厳しい山で、午後の出発なので、気温も上昇。序盤からしっかりと汗を絞られました。でも、すぐ隣には、荒々しい姿の甲斐駒がバーンと現れ、感動。甲斐駒、アサヨ峰、北岳、仙丈に囲まれたロケーション最高の山でした。
テン場では、ほかのテントの人たちは、早立ちのためか7時前に就寝してしまったので、私たちも宴会をあきらめ、明日に備えて8時頃寝ました。
翌朝:4:40仙丈ケ岳へ出発。厳しい山でしたが、南アルプスの貴婦人と言われるように、ハイマツを纏って緑に輝く美しい山でした。はじめのうち栗沢山に比べて歩きやすなぁと喜んでいたのも束の間、やはり大変厳しく、特に下山は、「もう終わりにしたい!勘弁してぇ!」と心の中で叫びながらの下山でした。下山後疲れた体でのテント撤収が辛く、丁寧にパッキングできません。ザックにグシャグシャに放り込んでバス停へ向かったのでした。楽しいけど苦しい、苦しいけど楽しい山行でした。