一切経山・東吾妻山 10月8日(日) 曇り時々晴れ
<参加者> (9名)
<コースタイム> 浄土平10:20–切経山12:20~12:50–鎌沼–浄土平15:20–吾妻小富士–浄土平16:20
数日前に北日本を寒気が覆い山は雪に変わった。一週間前までは30℃の気温で、この変化にはついていけない気持であった。
福島駅からはジャンボタクシーを利用した。タクシーの運転手が、この時期は駐車場に入れない車で渋滞になると話していた。やはり駐車場に近づくと、つづら折りの坂道は車が連なっていた。浄土平からは木道を進み、一切経山に向かった。途中、紅葉の木々が見られ、今期初めての景観であった。しかし夏から急に晩秋の季節に変わったためか、本来の紅葉ではないのではないかと思った。最初の登りはガスに覆われ景色を見ることが出来なかったが、鎌沼を過ぎる頃から回復し、青空が覗けるようになり、針葉樹林の中に紅葉する木々が鮮やかに見られた。頂上においても一部ガスが舞い上がって来たが、周囲の山々を見渡せることが出来、眼下には魔女の瞳もくっきりその姿を現していた。
下山途中、東吾妻山に行く予定であったが、ガスが出て来たため、吾妻小富士を一周することに変更した。この山はカルデラの姿を残す特異な山であった。新幹線を使い福島の紅葉の山を訪れ、かつ良い天気に見舞われ印象に残った山行であった。
女峰山~帝釈山 10月13日(金)~14日(土) 晴れ
<参加者> (3名)
<コースタイム>
1日目:霧降高原駐車場(9:02)→小丸山(9:47)→赤薙山(11:05)→奥社跡(12:33)→一里ヶ曽根独標(13:37)→女峰山(15:00)→唐沢避難小屋(16:06)
2日目:唐沢避難小屋(7:12)→女峰山(8:34)→専女山(9:21)→帝釈山(9:49)→
富士見峠(11:03)→馬立(12;17)→志津乗越(13:37)→三本松(15:19)
【1日目】東武日光駅からタクシーで霧降高原へ。天空回廊と呼ばれる1445段の階段で一気に標高300m近くを稼ぐ。山は程良く色づき、秋の風が心地良い。いくつものアップダウンを超え女峰山山頂へ。秋晴れで日光連山が360度見渡せ、まさに絶景であった。母なる山にまた来ることが出来、本当に良かったと心から思う。しかし山頂から唐沢避難小屋までの下りは目印がある筈だがわかりにくく、急斜面・ガレ場・浮石だらけと三重苦であった。16時にやっとの思いで小屋に到着。水場に水を汲みに行ってようやく一息つき、夕食を作り宴会を始めた。すると17時頃、二人分の客の荷物を背負った若い山岳ガイドが一人小屋に到着した。聞けば客の足が遅いため、もう一人のガイドに任せて夕飯や寝支度のために先に来たとのこと。
残りのメンバーがなかなか到着せず心配したが、19時前にようやく到着。(でも割と元気だった。)ツアー登山組も宴会を始め、賑やかだった。小屋は総勢7名、広々利用できた。夜はだいぶ寒かった。私は謎の唸り声や床が軋む音を夜更けに聞いたが、あれは夢だったのだろうか。
【2日目】ツアー登山組はガレ場を通らずに下山するとのこと。我々は地獄のガレ場を登り返すが、またも途中でルートを外してしまった。掴む石も、足を置く石も浮石ばかり。「ここは穂高よりもずっと大変!」と皆に訴える。Sさんは左側、Mさんは右側、自分はその間を慎重に登る。こんな足場の悪い所でコンパスと地図は出せず、頼りにしたのはヤマップ(GPS)だった。左に進めば正規のルートに戻れることがわかり、左斜めに進むも前方にブッシュ(笹藪?)あり、横も後も断崖絶壁(に感じた)で進退窮まった。「こうなったらブッシュを越えるしかない!」とブッシュを掴み這い上がった。すると足場の比較的良い所に出、Mさんと合流できた。そこには昔この地で亡くなった大学生の慰霊碑があり、正規ルートに戻れたことが分かった。程なくして山頂に到着出来たが、すっかり消耗してしまっていた。
小真名子山~大真名子山まで縦走する予定であったが、今回は断念して帝釈山から林道を下山するルートに変更した。女峰山から帝釈山へは日光三険のひとつ「馬の背渡り」を通過する必要があったが、あのガレ場に比べればずっと歩きやすかった。その後、馬立から林道を3時間歩いて三本松に到着。三本松で食べたアイスクリームが大変美味しかった。
今回の山行では危険なガレ場を通る羽目になり、同行者に大変な思いをさせてしまった。(反省して感想文を書きました。)ガレ場のルートがわかりにくく下見が必要であったと思う。次回は気を付けたい。同行してくださったMさん、Sさん、本当にありがとうございました。また、リベンジ山行に出かけましょう!
新入会員歓迎山行 金時山 10月21日(土) 晴れ
<参加者> (7名)
<コースタイム> 地蔵堂9:00⇒夕日の滝9:20⇒丸鉢山11:00⇒金時山11:30~12:30⇒矢倉沢峠13:00⇒仙石13:30
晴天の朝出発し、夕日の滝で美しい滝を見て記念撮影したあとは、箱根の名山金時山へ。山頂からは残念ながら富士山は雲の中で見えませんでしたが、麓の箱根の外輪山内側は見えて気持ちが良かったです。山頂ではお菓子を食べながらコーヒーを飲んで最高でした。気持ちのいい季節に皆さんとご一緒でき、さわやかな一日となりました。リーダーさん、皆さんありがとうございました。
本仁田山(読図講習) 10月22日(日) 晴れ
<参加者> (7名)
<コースタイム> 奥多摩駅8:53→登山口入口10:00→11:34本仁田山12:30→13:26
筑摩山14:10→祠16:00→鳩ノ巣駅16:30
朝一番に、読図の基本動作のおさらいと宿題の答え合わせをし、秋晴れの中出発!3チームに別れ順番に先頭となり、読図をしながら目標を見逃さないよう、気持ちの良い陽気のなか進んでいき、無事山頂までたどり着くことが出来ました。山頂では昼食後、寒い中CLさんが自らの膝に、直接マジックで骨格等を書きながら、テーピングの方法などご説明していただき、皆さんとても理解し易かったと言っていました。
途中、ロープワークの実技では、皆さん和気あいあい「いろんな結び方があるんだね」と話し合いながら、楽しく何度も練習しました。皆さん無事怪我もなく下山出来、とても楽しい山行となりました。
骨格説明 山頂にて
ロープワーク 地図読み
大山 北尾根 10月28日(土) 曇り時々晴れとチョット雨
<参加者> (3名)
<コースタイム> 煤ヶ谷7:30→物見峠9:10→一ノ沢峠10:30→境沢ノ頭11:30
昼食12:00→大山13:15→ヤビツ峠14:15
標高1252mの神奈川県「大山(おおやま)」は、身近な登山入門の山としても登られており、相模湾の水蒸気によって雨雲をたたえていたため、別名「雨降山(あめふりやま)」とよばれ(転じて「あふりやま(阿夫利山)」となる)、水を司る霊山として崇敬を集めてきました。
大山山頂へのコースは、王道の南側からの「阿夫利神社下社や蓑毛からの表参道コース」、西側からの「ヤビツ峠からイタツミ尾根経由コース」、東側からの「広沢寺温泉や大山三峰山をへての唐沢峠経由コース」や「日向薬師から見晴台経由コース」があり、いずれも標識等を含め整備された登山道となっています。一方、北側からのルートは、一ノ沢峠からミズヒノ頭、西沢ノ頭を経由するルートで、標識はほぼなく、読図力を含め熟達者向けルートとなっています。
本厚木からバスを利用して「煤ヶ谷(すすがたに)」で下車。舗装道を少し進んでから、樹林帯の中を歩き、物見峠を目指しました。山の紅葉はまだ早く、ほんの少し色づいている程度でした。物見峠は一ノ沢峠方面と大山三峰方面との分岐となっており、次に目指す一ノ沢峠への舗装道へ進みました。一ノ沢峠手前の登山道取付き(標識あり)から、本格的な登山道へ入り、ブナやモミの巨大木と出合ながら、少し急登はあるものの、概ね穏やかな登りが続きます。高度1100m付近に山林整備用のモノレールがあり、それが見えたら、山頂まであと一息。頂上手前には最大の難所が待っています。それを越えれば、山頂トイレの裏側を経て、頂上へ到着となりました。頂上は相変わらず人気の山なので、多くの登山者でごった返していたのですが、今回の北尾根ルートでは、結局、頂上まですれ違う登山者はなく、大変静かな山歩きができました。
下山は、イタツミ尾根を経由してヤビツ峠へ進むコースをとりましたが、ここで「雨降山」らしく、急な雨にやられ、雨具の出番もありました。北尾根ルートは読図力も必要ですが、登山道はザレ場やごろ石は無いので登りやすく、登高差800m程度なので、中級者向けの日帰りトレーニングとして良いルートと思います。今回適切なペースで安全な山旅ができ、CLには感謝です。また、お約束の反省会も楽しませていただきました。
山頂手前の最大の難所(脚立)
鋸山 10月29日(日) 晴れ
<参加者> (6名)
<コースタイム> 金谷港10:10→(車力道コース)→鋸山(昼食)→日本寺/地獄のぞき→羅漢エリア→大仏広場→(関東ふれあいの道コース)→金谷港15:00
久里浜からフェリーに乗り千葉県金谷港に着くと陽が差し始め、Tシャツ1枚でも快適な登山日和。港から5分ほど舗装路を歩くと遠くに石切場が見え始め、あそこまで登るんだなーとわくわくしながら登山口から登り始めるとほぼほぼ急登しかない階段と山道の連続。ふーふー息を吐き必死に展望台に到着。展望台は東京湾が一望出来る大パノラマが広がり、この日は残念ながら富士山は見えませんでしたが、丹沢の山々や大島、天城山も見えました。
そして展望は少ない頂上で記念にパチリとした後は人気の地獄のぞきの列に並び、30分程で念願の記念撮影。高所恐怖症の私でもあまり怖さは感じなかったですが、絶壁に立つスリル満点な写真を撮って頂きました。手摺もあり整備された登山道なので危険な箇所はありませんが、鋸山という名の通りアップダウンの繰り返しで、距離は短いものの脚がぷるぷるしてきます。
このまま下山するルートもありましたが、日本寺で岩を掘って作られた壮大な百尺観音と、日本一大きい大仏様も御参りし、廃墟感満載のラピュタの壁や石切場で当時の採掘風景を思い浮かべながら、ひたすら長い下り階段を降りて下山。下山後は揚げたてのアジフライと地魚を美味しく頂きました。標高は329mの日本百低山ですが、船旅と観光にグルメ登山が一度に味わえるとても楽しいのんびり山行でした! 企画して頂きました武井さん、一緒に登って下さった皆さま、ありがとうございました。
黒川鶏冠山 10月29日(日) 晴れ
<参加者> (8名)
<コースタイム> 8:30柳沢駐車場→9:20六本木峠→9:50横手山峠→10:20黒川山→10:50鶏冠山11:30→12:10横手山峠→12:50六本木峠→13:10展望台→14:00柳沢駐車場
秋晴れの気持ちのよい中、黒川鶏冠山に行って来ました。近くの大菩薩嶺と比べてすれ違った人も数人と少なく、素晴らしい紅葉をゆっくり楽しめとてもお得な山行でした。東京都の水源地のためか道も整備されていて歩きやすく、静かに紅葉を楽しみたい方にはオススメの山です。渋滞に巻き込まれてしまいましたが、帰りの車の中からきれいな月も見ることが出来ました。虹、紅葉、月と美しい秋を満喫出来、大満足です。山行を企画してくださったHさん、適切なスピードで歩いてくださったIさん、渋滞の中運転してくださったMさん、Hさん、ありがとうございました。