2024年11月の山行

2024年11月の山行

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立処鍾乳洞・立処山

<参加者> 4名

<コースタイム> 立処山登山口11:25-12:00立処鍾乳洞12:30-12:40立処山13:10―立処山登山口14:10

 近年毎年11月初旬に企画される西上州山行。

 当初、11/2-3で企画されていたが両日雨予報で中止との連絡が来た。しかし、11/4の天気が良さそうなため、急遽11/3-4に変更して実施されることになった。CLの自家用車で横浜を6:30に出発、少々渋滞したが、予定より早く現地に到着、秘境立処鍾乳洞へ向かう。駐車場より約30分の急登を経て鍾乳洞の入り口に到着。照明は無いためヘルメットとヘッドランプを装着し、いざ洞窟探検へ。粘土質の地面や濡れた岩を頼りないロープや鎖を頼りに降りていく。ふと見上げると洞窟壁に野生の蝙蝠が多数!すごい!鍾乳石の岩場はライトを当てるとキラキラ光り、とても神秘的。前日の雨のせいか、ちょうど良い足場に上から絶え間なく水が滴り落ち、滑りやすく、屈んだり掴んだりお尻をついたりとあちこち泥がつき想定以上に服が濡れて汚れる。30mほど降りると目前に謎の地底湖出現!行く手を阻まれ、泣く泣く引き返す。戻る途中、すぐ手が届くところに蝙蝠発見、捕まえたい誘惑にかられ蝙蝠の足を引っ張ってみた。すると羽根を広げて口を開けて威嚇してきたではないか。やばい、血を吸われるかも、と身の危険を感じ、咄嗟に手を離した。なかなか刺激的でスリルのある洞窟探検であった。その後、立処山の山頂へ。山頂は狭いが、両神山を始めとする西上州の山々の素晴らしい展望が広がり感動。下山後神流町天然記念物の恐竜の足跡を鑑賞し、またぎのお宿『不ニ野家』へ。今回のジビエ料理は猪肉。地元の食材をふんだんに使った夕食を楽しんだ。

 翌日も快晴、宿のご主人から登山道の最新情報を得、ご主人が仕留めた獲物から作った”熊爪魔除け (4000円)”を購入し、万全を期して天丸橋登山口へ向かった。天丸橋登山口手前の駐車場で道の確認のために下車すると、なんとタイヤがパンクしているではないか!宿の主人に落石が多く、パンク注意!と言われて細心の注意を払っていたはずなのに(涙)、落ち葉に隠れた割れ石にやられたか!熊爪は魔除けではなく魔寄せだったのか!はたまた蝙蝠の祟りか!パンク修理を試みるも上手くいかず登山はあきらめ、ロードサービスを呼ぶことになる。レッカー車には同乗できないため、自力で帰らなくてはならない。最も近いバス停まで歩いて2時間程度で行けそうだが、バス便は少なく、横浜到着は何時になるか・・・。そんな時、偶然にも車で犬の散歩をしている不思議な地元のおじさま登場。窮状を訴えるとバス停まで送ってくれることになった。なんて優しい人だろう。地獄に仏、とはまさにこういうことを言うのだろう。

 結局、目的地の宗四郎山には登れなかったが、秘境洞窟探検、西上州の山々の絶景、ジビエ料理を楽しみ、タイヤパンク時の対応も経験し、上野村の温かい人情に触れ、とても印象深い山行となった。来年度のリベンジ山行を期待したい。

大菩薩嶺

<参加者> 9名

<コースタイム> 上日川峠(10:30)→福ちゃん荘(10:50)→雷岩(11:50昼食12:20)→大菩薩嶺(12:30)→雷岩(12:40)→さいの河原避難小屋(親不知ノ頭)(13:05)→介山荘(大菩薩峠)(13:25-50)→福ちゃん荘(14:25)→上日川峠(14:45)

 大菩薩嶺は3回目の参加となりましたが、さすがは日本百名山というだけあってすごい人気で参加の皆さんが早めに来て並んでいたのに、私は迂闊にも計画書通りの集合時間・場所に到着すると長蛇の列。リーダーの機転で先に来ていたメンバーを先に行かせ、間抜けな私を待っていてくださいました。感謝と懺悔の気持ちでいっぱいでした。

 1時間以上遅れて上日川峠に到着し、雷岩でメンバーと合流、即昼食となりました。この日は天気も良く、絶好の紅葉日和。鮮やかさは今一つというところですが、紅葉とともに、雲海の中にそびえる富士が見事でした。いつまで続くのかという猛暑からやっと解き放たれたと思っていたのに、下山してバスを待っていたら、寒くて震えが来ました。山行にいい季節は短いのかな?いやいや、これからでしょう。寒い季節を楽しみましょう。


雲海と富士

高川山

<参加者> 7名

<コースタイム> 初狩駅(09:10)~ 高川山登山口(09:40)~女坂コース~ 高川山(10:40)~狼煙台[昼食休憩40分]~ 古宿分岐~中谷入コース~ 四差路~ リニア見学センター(12:35)

 晴天に恵まれ、ハイカー達で混雑する中央線に揺られ、登山口のある初狩駅に到着する。初狩駅にも20名以上のハイカーがスタンバイし、「漸く、異常な暑さも終わって、低山も快適に歩ける季節になったか。」と低山ハイカーは独りごちる。YHCも予定通り登山の準備を整えて出発する。

 高川山は、全20座ある「秀麗富岳十二景」の11番山頂にあたる。19座の山頂を踏歩したが、駅から徒歩で比較的短時間で登頂できる手軽さ、山頂からの富士山の景観が素晴らしい山だ。今回、4回目の登頂となり、晴天で雲も少なく富士山含め良い眺望を得たが、CLの感想と同様、冠雪のない富士山は申し訳ないが、「映えない」と思った。山頂は既に多くのハイカーで占められ、この後も登ってくるハイカーで溢れそうであったので、狼煙台まで移動し、そこで昼食タイムとなった。下山路は、過去3回は大月駅まで縦走しているが、今回は、CLの「お楽しみ企画」があり、禾生駅方面に下りる。木漏れ陽のなかでの色づき始めた紅葉を愛でながら、九十九折りを下っていく。遠くから、車輛の短い通過音が時折聞こえてくる。人里に入るとまもなく、丘の上に、「リニア見学センター」の建物が確認できた。趣旨と異なるので、詳細は記載しないが、ここでは、試験走行しているリニアを間近に見えて、技術や関連する情報に触れることができる。初めて、走っている実物を見るなど、とても良い見聞ができた。この会山行に参加したのは、もちろん山がメインだが、実は、こちらが隠れメインであった。この山行を企画してくれたCLに感謝したい。


 

 

 

 

 

 

男体山

<参加者> 5名

<コースタイム> 二荒山神社中宮祠10:00→三合目10:40→八合目12:30→男体山山頂13:30/13:50→(昼食)→八合目14:30→三合目16:00→二荒山神社中宮祠16:30

 神社で入山料1000円を支払い、登拝守りを身に着け出発。天気予報は曇りだったはずなのに小雨が…!?男体山は標高2486mで二荒山神社の御神体、ひたすら登りひたすら下る苦行になりそうな予感が的中。特に六合目からの岩場の直登、紅葉の中禅寺湖が眼下に見えるはずだった眺望場所は真白、九合目からは森林限界となり火山独特の赤土のザレ道と冷たい強風に心が折れそうだった。しかし山頂で、寒風の中で神々しく天に向かい突き刺さる3.5mの御神剣が現れ、テンションが上がった。岩をよじ登り記念撮影、二日後には閉山となる男体山に感謝をして下山した。

 帰宅してから調べると剣には草薙剣の御霊分けがされているそうだ。金華山-男体山-赤城山-伊勢神宮-那智滝-奄美大島が北東から南西に向けての鬼門ラインになり、伊勢神宮の大切な鬼門除けの意味があるそうだ。筋肉痛で足がバキバキになったが、その分身体は鍛えられたはず!やはり霊験あらたかな有難い山だった。頑張って良かった。

 

 

 

 

 

 

鎌倉アルプス

<参加者> 5名

<コースタイム> 08:00港南台駅-10:28大丸山-11:28天園-12:30大平山-14:09浄智寺-14:39源氏山公園-16:20鎌倉駅

 港南台駅に7時45分集合。リーダーから開始の挨拶と各自の自己紹介。宿題になっていたカシミール3D地図の縮尺がうまくいかなくて、おかしな地図を持参しましたが、「まずはやってみてもらうのが目的だったからいいのよ・・」と言われて、ちょっと安心。

 駅から平坦の街中を歩くこと15分「ここを曲がる理由はなんでしょう?」とリーダーから問われ、アタフタ。地図には「Y」に似たマーク、目の前は消防署がありました。参加の皆さんと話しながら、曲がりました。ちょっとずつ山の中の道へ、またまた地図で「♪」似たマーク 電波塔でした。広場で荷物のつくり方、ファーストエイド、コンパスの整置などの説明をしてもらい、ふむふむ。雨が降りそうな日は雨具のファスナーも開けておいて、フードも調整してそのまま被れるようにとか、ビニール袋を準備しておいて、靴を履いたままズボンをはけるようになど、とってもいい学びになりました!

 分かれ道が来るたびに、地図をみて「どっちに行くのが正解か?」を整置したり、「目印がないか?」見てみたり、参考になることばかりでした。うるしに注意や、スズメバチに注意の看板があったり、山の中いろいろあるのね・・・と私は初めて知ることばかり。

 途中雨が降ってきて、ザックカバーをして、そのあとにストックワークの練習をした後で「大平山」で5人での記念写真!そのあとは天園でお昼ご飯を食べて、尾根の道を登り下り、疲れてちょっと休憩。何とか歩いて一旦山を下りてきました。北鎌倉近く戸建てのお家とお店エリアを歩き、そのあと、源氏山公園まで行って、鎌倉駅で解散となりました。

 皆さんの身のこなしの軽やかさに感心しながら、おしゃべりしながら。そして、すれ違う家族連れ、カップル、お友達、散歩の人、トレイルランの人達と挨拶をしながら、緑に囲まれてとってもいい時間になりました。ありがとうございました。

鍋割山

<参加者> 10名

<コースタイム> 姫百合駐車場9:45→荒山高原10:50→鍋割山11:35(昼食)→荒山高原12:50→荒山展望広場への分岐13:10→姫百合駐車場14:00

 鍋割山は前橋方面から赤城山に行く時、最も手前にある山で気軽にハイキングが楽しめ眺望も赤城山で最も良いとされている。11月だというのに小春日和でポカポカと暖かく気持ちのいい山行であった。コースも整備され息が切れるような急坂もなくのんびりハイキングが楽しめた。鍋割山からの眺めは素晴らしく眼下には前橋市街が広がり、谷川岳・苗場山・浅間山・上州武尊などの他、遠くに富士山も見る事ができ参加者一同感激であった。山頂付近の紅葉は既に終わっていたが、中腹辺りは陽があたりとてもきれいな紅葉も見る事ができた。下山後は道の駅での買い物、そして温泉も入る事ができ満足した一日であった。

石老山

<参加者> 13名

<コースタイム> 相模湖駅(10:02発)~石老山入口(10:05)~顕鏡寺(10:29)~石老山山頂(12:01ー12:37)~大明神展望台(13:26)~渡し舟乗り場(14:40)~相模湖駅(15:25)

 曇り空であったが13人の大人数の山行で賑やかに1日楽しく過ごすことが出来た。相模湖駅からバスで石老山登山口まで行き、そこから2時間余りの登り、紅葉が進んでいる山々を見ながら登った。頂上で昼食を取り、相模湖に向かう渓流沿いを降りていった。遠くの山並も見ることが出来気持ちの良い下りであった。

 今回の山行は相模湖の遊覧船を利用する計画となっていて10分の時間であったが乗船した。船からの眺めは山から見る眺めとは異なり湖面から紅葉の山々が見られた。山行はこの時期にしては気温も高く良い汗を掻くことが出来た。メンバーから差し入れのスイートポテトも良い味であった。また、アフター山行も最高であった。


 

 

鎌倉吉沢川読図講習

<参加者> 4名

<コースタイム> 十二所神社バス停8:2スタート8:30→天園11:30→獅子舞13:30→天園(ロープワーク)13:46→八幡宮16:00→鎌倉駅16:25

 先週に続き、鎌倉で行われた読図講習会に参加しました。驚きと感動の連続でした。

 これまでガイドブックに載っている大仏や天園などのコースを何度も歩き、鎌倉のハイキングコースにはかなり詳しいと思っていました。しかし、講習会で歩いたコースでは「え?!ここは鎌倉?」「まるでブラジルのjungleみたい?」と驚きが続きました。時には細い山道を登ったり下ったり、びしょびしょの沢を歩いたり、ドキドキしながら丸木橋で川を渡ったりしました。

 地図を片手に、慣れない読図の手順で雑木林の隙間から送電線を探し、自分たちの位置を確認しながらコンパスを使って進む道を探しました。朝8時から午後3時まで、4人の`探検隊’は7時間かけて予定していたコースを全て回り、無事ミッションを達成しました。

 最後の小町通りで食べたお好み焼きは本当に美味しかったです。

 これからも一緒にミッションを達成していきましょう。

 地図とコンパスを頼りに、いくつもの倒木を乗り越え、クモの巣を払いながらワイルドに鎌倉の山を歩いた。自分の位置と進む方向が少し分かるようになった。

何度も立ち止まって時間はかかるが、いつもの登山とは違う達成感と面白さを味わうことができた。


笹子雁が原摺山

<参加者> 5名

<コースタイム> 9:00笹子駅=徒歩⇒9:45新中橋バス停⇒11:50笹子雁が原摺山(昼食)⇒12:35出発⇒13:40旧笹子峠⇒13:50旧甲州街道笹子トンネル⇒14:15矢立の杉⇒15:15新中橋バス停=徒歩=15:50笹子駅

 お天気は快晴で絶好の山日和。笹子駅では、名物笹子餅を購入し甲州街道を45分ほど歩いて、登山口の新中橋バス停へ。下山後だと笹子餅は売り切れ必須だそうです。ちなみに江戸時代、甲州街道を通って参勤交代をしたのは3家のみとのこと。甲府は幕府の天領だったそうで大名はおらず、高遠藩、諏訪の高島藩、飯田藩だったそうです。

 新中橋バス停横から樹林帯を落ち葉の感触を楽しみつつ急登を登っていきます。こんな登山日和でさぞ山は混雑と思いきや、ほぼ出会う人はおらず、山頂へ。途中真白き富士もお目見え。山頂からは葉が落ちた枝越しの富士でした。YHCにしてはゆっくりめの45分の昼休憩後(うれしかった)、下山開始。甲州街道旧道の旧笹子峠に至り、いにしえの峠を往来した人々に想いを馳せました。そして、源頼朝をはじめ武士が矢を立てて武運を祈ったという矢立の杉へ。思ったよりも素晴らしく大きな杉(根周り幹囲14.8M)で圧巻でした。そこには杉つながりか、矢立の杉にちなんだ杉良太郎作詞作曲のモニュメントがあり、それを背にCLのワンマンショーが始まり、これまた矢立の杉と同じくらい圧巻でした。その後、再び林道&車道を1時間半ほどで笹子駅へ向かいました。と~っても楽しかったです♪


 

 

 

 

大野山(723m)

<参加者> 4名

<コースタイム> 谷峨駅(9:30)~頼朝さくら(10:15)~大野山(11:15)山ご飯(12:30)~

イヌクビリ(13:00)~大野登山口(14:30)~山北駅,さくらの湯15:00

 JR谷峨駅に集合し「富士見百景の大野山」に向かいます。当日は天気にも恵まれ、絶景の富士山を期待”心うきうき”酒匂川の吊り橋を渡り、よりとも桜付近の東屋まで整備された林道を快適に歩く。東屋から登山道になり例年より遅い紅葉を楽しみながらハイキングを満喫する。山頂付近まで登ってくるとススキの間から、金時山・明神ヶ岳・矢倉岳(ときおり雲がかかった富士山)の展望を見ながら大野山に到着。

 山頂では、山ご飯(餅入りキムチ鍋)を囲み、富士山と寒桜、丹沢湖の景色を堪能しながらお手製ランチをいただきました。愛情のこもったおいしいランチ”ごちそう様でした”

おなかいっぱいで下山を始めましたが、すぐに「大山レンゲ?さざんか?」らしい花が満開でお見送り。少し急な階段状の坂を下り旧共和小学校(廃校)で一休み。一路山北駅(さくらの湯)をめざし下山しました。本日のルート(周り方)は下山後の車道を歩く時間が若干長いが、急な登りも少なく快適に山行を楽しめました。

 天気・展望・花・腹・心にも恵まれた日だまりハイクとなりました。企画してくださったリーダーは準備等大変だったと思いますが、楽しい山行をどうもありがとうございました。リーダー及び参加者のみなさんに感謝します。

 

 

 

 

 

 

 

金時山・丸山

<参加者> 9名

<コースタイム> 地蔵堂9:00→夕日の滝9:20→林道ゲート登山口10:30→金時山11:50(昼食30分)12:30→乙女峠13:30→丸岳14:10→富士見ヶ丘15:35→湖尻水門16:20→桃源台駅16:35

 夕日の滝へ向かう林道は紅葉がグラデーション。夕日の滝へ寄ってから金時山へ向かう。沢沿いの道になり分岐の地点で予定とは違う沢沿いの道に進む。5分程進んで予定と違うコースに向かっていることに気が付く。そのままの登山路で金時山へ向かおうとしたがCLの下調べでは道が荒れているとの情報から分岐へ戻り林道ゲートへ向かう樹林帯を進む。林道へ出ると途中で雲一つない富士山の展望。山道に入ると急登が続くが途中振り返ると丹沢がクッキリと見えて気持ちが前向きになる。金時山頂は沢山のハイカーで昼食の場所の確保も難しい。集合写真も順番待ちで富士山に雲がかかってしまったこともありパス。その後急坂を少し下った後は登り下りを繰り返す歩きやすい山道が続き、多少足取りが早くは感じたがおしゃべりしながら楽しく歩くことができた。暖かい日が多いためか陽の当たる斜面にはまだリンドウが咲いていた。下りの分岐少し前の富士見ヶ丘公園で均整の取れた美しい富士山を見る事が出来て感激。分岐からは劇下りでぐんぐん下るとあっという間に湖尻水門の車道についた。CLの綿密な計画とその計画通りに歩く先頭SLのおかげで予定時間のバスに乗車することが出来ました。皆様一緒に歩いて頂きありがとうございました。