2025年10月の山行

2025年10月の山行

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白山~日向山

<参加者> 7名

<コースタイム> 本厚木駅(9:20出発)→飯山観音バス停9:50~長谷寺(10:20)→白山(11:10)→巡礼峠12:25)→七沢温泉(13:20)→日向薬師(14:00~15:25)→伊勢原駅

 朝からお天気はイマイチ。いつもと反対のコースなので何となく違う。長谷寺で少しアクシデントがあり、しばらく滞在。その後出発。白山までは少しきつい道を登り巡礼峠で昼食。途中、雨も降ってきたので日向山にはいかず、日向薬師への道を進む。薬師でバス待ちの時間が長かったのと、珍しく宝城坊が開いていたので、拝観料300円を払い見学タイムとした。何回か薬師を通っているが、見学は初めてで、話し好きな管理人(?)さんからお話を伺い勉強になった。

 飯山観音あたりで朝、集合写真をとった。皆様、お世話になりありがとうございました。

展覧山・巾着田

<参加者> 5名

<コースタイム> 飯能駅9:30→展覧山11:30→多峯主山12:00→巾着田公園12:40→高麗駅15:30→帰路

 彼岸花群生が日本一の巾着田公園へ。曼殊沙華の里。

 JR東飯能駅へ約2時間。到着した西武池袋線の飯能駅のホームは彼岸花が咲き誇ってくれた。そう、ここは曼珠沙華とムーミンの里である。天気は晴れ、すぐに雨予報だが、今は心配ない。気持の良い山行になりそうな予感…09:30 飯能山に向けて歩き出す。今回は男女5名。

 飯能駅から商店街、住宅地を抜け20分程で登山口のある能仁寺に着いた。(早っ!)境内を抜け早速、案内板の前で貴CLの簡単な説明と注意事項を受け「サア!登るぞ!」道はチップが巻かれ木の階段も崩れておらず急斜面ではあるが上りやすい。腐った木立の合間を抜けて吹く風が汗ばむ肌を通して実に気持ちがいい。

 天覧山の頂上は、日曜日ということもあり結構な人で賑ある。かつて明治天皇が見た景色を我々も畏れ多く観させていただく。この後は、十六羅漢を拝み隣のい池に立ち寄り、最高峰の多峯主山 (271m) を目指す。1200 予定通りの頂上からは飯能市街地と、遠くはスカイツリー、新宿副都心、富士山までも見える。ここで昼食を… (皆さんから本番ジャスミンティーとアヒルの卵黄入り月餅をご馳走に!)

 感食後、真っ赤な絨毯のような「曼珠沙華」のある「巾着田公園」へと向かう。歩きでのある住宅地を抜け12:40に到着。暑い!暑い!水補給…初めて目にした曼珠沙華の群生に口あんぐり…

「絶景!驚き…」。木々の合間からさす陽の陰影で、さらに色に変化出来る。感動です。イベント開催もあって人人人溢れ… 屋台売り、ライブ踊りでさらに盛り上がっていました。二時間ほどで会場を後にして帰路へ!急登や危険個所はなく20500歩の心に残った山行になりました。CLさん、サポートさん、そして参加された皆さん!お疲れ様でした。

蓼科山

<参加者> 5名

<コースタイム>

1日目 茅野駅9:35→東白樺湖(昼食)→蓼科牧場ロープウェイ12:30→12:50蓼科山登山口→14:40蓼科山荘→15:20山頂→

15:30蓼科山頂ヒュッテ

2日目 7:00蓼科山頂ヒュッテ→7:35蓼科山荘→9:00大河原峠9:20双子山→10:00双子池ヒュッテ11:40雨池(昼食)→

13:30ロープウェイ山頂駅

 出発の2日前から天候が下り坂となり、雨の中を歩く覚悟でのスタートとなった。曇天の中、茅野駅から東白駒池までバス移動。次のバスの時間まで昼食。お蕎麦を食べる。人気のないロープウェイに乗り真っ白い霧の中、標高を上げていく。山頂駅からしばらく歩くと蓼科神社の鳥居があり、登山開始。辺り一面の霧の中を歩く。幻想的でしっとりとした森が気持ちいい。最後の急な岩場にさしかかる頃ついに雨が降ってきた。一歩一歩慎重に登っていく。山頂に近づくにつれ風も強くなる。寒さの中、何も見えない真っ白な山頂で写真を撮り、山小屋へ急ぐ。今回は蓼科山頂ヒュッテも楽しみの1つであった。山のふもとで育てられた無農薬野菜を使った心のこもった夕食。栄養満点で有難い。女将さんの優しいピアノ演奏を聴きながら美味しくいただいた。ETONE製真空管アンプと世界に数台しかない特大スピーカーからは、ジャズが流れ、とても山の上にいるとは思えない。ゆったりとした優雅な時間を過ごす。夕食後、リーダーの持参したワインをこたつに入って飲みながら団欒。消灯まで楽しんだ。

 2日目、クラッシック音楽が流れる中、美味しい朝食をいただきエネルギー充電。霧の中を出発。昨日登ってきた急な岩場をゆっくり下る。双子山に向かう途中、晴れ間が現れ気分も足取りも軽くなる。稜線に出る頃は青空になり、気持ちいい山頂に皆な気分上々。やっぱり青空は嬉しい。双子池ヒュッテを経由し、雨池まで行く。平坦な道もあるがアップダウンもある苔むした森で歩きごたえがあった。思っていたより大きい雨池を眺めながら昼食。青い三角屋根がかわいい縞枯山荘まで来た頃、雨が降り出し大急ぎでロープウェイ乗り場へ向う。びしょ濡れのゴールとなった。

 霧の中、雨の中の山行だったが、雨で潤った木々、ふかふかした苔たちに癒され、心地よい山小屋では素敵な夜を過ごし、北八ヶ岳を満喫できた。

三つ峠駅から登る「三ツ峠山」

<参加者> 2名

<コースタイム>

8:30三つ峠駅~9:30馬返し~11:00八十八大師~11:30屏風岩~11:45三つ峠山(昼食)12:40~13:00三つ峠山荘~13:15木無山 ~14:30母の白滝~15:30河口浅間神社

 三つ峠山は、山梨県の都留市、西桂町、富士河口湖町の境に位置する。開運山(1,785m)、御巣鷹山(1,775m)、木無山(1,732m)の三峰から成り、その名の由来には諸説ある。三つのピークが「ドッケ」と呼ばれる尖峰であることから転じたとも、水が湧き出る「水峠」に由来するとも言われる。いずれにせよ、古くから人々に親しまれ、信仰の対象ともなってきた山である。

 この山は、旧五百円札の裏面に描かれたことで知られる。富士山の手前に控えるその姿は、まさに日本の山岳美の象徴とも言える。

 秋の日差しの中、JR三つ峠駅を登山の起点に、この山を訪れた。駅を出てしばらくは舗装路と林道を歩く。人の気配が薄れ、山の静けさが次第に濃くなっていく。やがて登山道に入り、達磨石、股のぞき、馬返し、八十八大師といった信仰登山の遺構が現れる。これらの地名は、かつての人々の祈りと畏敬の念を今に伝えている。

 屏風岩の岩壁を横目に見ながら進むと、四季楽園という宿泊施設に至る。ここで一息入れ、山の空気を深く吸い込む。山は人を受け入れ、そして試す。その懐に抱かれながら、最高峰の開運山の頂を目指した。

 頂上に立てば、富士の雄姿が望めるはずだった。しかしその日は雲が厚く、富士は姿を隠していた。だが、山は見えぬ時にこそ、その存在を強く感じさせる。眼下には河口湖と山並みが広がり、まるで一幅の絵のような景色が心を洗ってくれる。

 下山は、日没を考慮し、木無山の分岐から「母の白滝」方面へ進んだ。静かな樹林帯を歩き、鹿と出会う。その一瞬の偶然に、山の命の息づかいを感じる。

 母の白滝は高さ20メートルの美しい滝である。その水音は、山の鼓動のように耳に響いた。滝を過ぎれば、富士山世界文化遺産の構成資産である河口浅間神社に至、山旅は静かに終わった。

 河口湖駅へ向かうバスの中、満ち足りた思いに包まれていた。山は人の心を洗う場所である。ジョージ・マロリーの言葉が、今日の旅に重なる。三つ峠山は、自然と歴史、そして人の祈りが交差する、まさに日本の山の原風景であった。同行いただいたメンバーに感謝。

    

菩提峠 植樹会

<参加者> 6名

<コースタイム> 秦野駅8:20→貸し切りバスで菩提峠9:20→9:30 から 植樹イベント→11:00貸し切りバスで秦野駅へ→秦野駅11:40

・菩提峠での植樹山行は、あいにくの天候により自然解説ハイキングは中止となりましたが、予定どおり植樹祭を実施しました。雨の中での作業となりましたが、しっとりとした柔らかな土は苗木を迎えるにはちょうどよく、まさに木々にとっては恵みの雨でした。雨粒に濡れながら苗を植えるひとときは、自然の生命力を間近に感じる貴重な時間となりました。当日は、神奈川県勤労者山岳連盟の方2名を含む8名で作業を行い、一本一本の苗に思いを込めながら、40本以上を植樹しました。今回の活動を通して、自然保護に関わることの喜びや大切さを改めて感じました。この経験を多くの仲間にも伝え、今後の活動の輪を広げていきたいと思います。

 悪天候の中でも皆さんが笑顔で取り組む姿が印象的で、仲間と一緒に自然に向き合う時間の尊さを改めて実感しました。それぞれが感じたことも素晴らしかったので、ここで皆さんの感想を紹介します。

・雨と風の悪天候の中での植樹になった。1人5本以上の苗を植えることができた。茅を刈る、穴を掘る、穴に苗を置いて周りに土を被せるという作業を役割分担して行った。いつも以上に大変な作業であったが、皆さん手際良くされていた。菩提峠に植樹所を移して約8年だが、成果はまだ先のようだ。未来の世代に緑の自然環境を残せるよう見守っていきたいものだ。

・雨の中の作業で最初は少し心配でしたが、始めてみると土にまみれる植樹はやはり楽しいものでした。植樹を通して身近な丹沢を知り、守る、育くみ、そしていずれ丹沢の山々が緑に溢れる山に育っていくことを期待したいと思います。

・雨風の中、急斜面をよじ登り 鎌で下草を刈り 鍬で土を掘り起し 様々な樹木の苗を植えました。ドロドロになりましたが、何故か充足感でいっぱい。ちょっとは山への恩返しが出来たかな?

・「多分雨だよなぁ。。。」と少々憂鬱な気分で出かける。やっぱり雨だ、しかも想像以上…。意を決してカッパを着用し、鍬・鎌・苗木を両手に斜面を登る。鎌で根深い茅をなぎ倒し鎌をふるう。夢中になる。存外楽しい(笑)。志は無くても力があれば雨でも楽しい植樹となった。

・菩提峠は、古くから入会地の茅場。緩やかな山容の地中は、火山灰。深部ほどサラサラで粘りが少ない。近年の度重なる豪雨で、二つの大きな山崩れの跡が目に入る。

 植樹するのは、朴・ヤマモミジ等、根を深く張る広葉樹。その落ち葉は、土に粘りを増し、下方の植林帯や川の養分となり、樹の実は小動物の糧となる。これも遠大な自然保護活動の一つ。小雨の中の作業でも満足感が残る。


 

 

 

榛名山・掃部ヶ岳

<参加者> 5名

<コースタイム> 榛名湖バス停11:06→11:20榛名湖畔の宿記念公園→11:31登山口→11:54硯岩→12:44掃部ヶ岳13:10→(エスケープルート)13:50榛名湖畔の宿記念公園→14:00榛名湖バス停

 榛名湖付近は曇りという天気予報を信じて山行決行となったが、予報は外れて、出発から雨具を着ての山行となった。足元はぬかるんでいて、枯葉もあったので滑らないように慎重に歩いた。紅葉が所々に見られた。頂上は残念ながら展望がなかったので、エスケープルートを下山した。リベンジできるよう、晴れた時に撮った写真を載せておく。