
白駒池・ニュウ・高見石
10月12日(土)~13日(日) 雨のち曇りのち晴れ
<参加者> (5名)
<コースタイム>
1日目 八王子駅7:30発あずさ1号→9:07茅野駅9:35発麦草峠行バス→10:46白駒池バス停→11:15青苔荘(テント設営・昼食)12:46→13:46高見石小屋→14:20高見石→15:46青苔荘 テント泊
2日目 6:30青苔荘→7:57ニュウ→10:26青苔荘(撤収)→10:36白駒池→10:45白駒池バス停11:15分発茅野行きバス→12:27茅野駅 茅野駅12:39発あずさ26号
初日、八王子からあずさ1号に乗って向かう車窓からの景色は天気が小雨のため残念な感じ。茅野駅到着時には小雨と寒さでカッパを着てバスの出発時間を待つ。バス移動は約1時間で5人とも座ることができスタートは上々のすべり出しです。
白駒池到着時は雨もやみ、青苔荘テント設営時も雨に当たらず設営完了。予定を変更して高見石小屋へ。名物の「あげパン」5種類を皆で分け合い食べました。私はきなこを選択させていただきおいしくいただきました。食後に高見石を上って頂上付近へ。「霧で真っ白」な景色は残念でした。テント場へ戻り各自休憩。テント場で各自夕食の支度。Mさんは事前に具材を調理し持ち込んで手際のよい調理には感服いたしました。
2日目6:00出発でニュウへ。暑さの残る10月で天気も回復し山行日和となりました。徐々に標高が上がると「岩と苔の世界」に魅了され、樹林帯の端に突き出た岩の峰「ニュウ」はとてもよかったです。
その後、テント場へ戻りテントを撤収し身支度を整えました。CLや諸先輩方の慣れた収納術にはかなわないので、迷惑をかけないようにザックに素早く押し込みました。テント場を離れ、白駒池バス停へ行く前に、時間が若干あり「白駒池」のほとりを歩こうということになり皆で歩きました。紅葉と池の景色が素晴らしくきれいで、とても良い山行でした。自然の中でのテント泊の格別なご褒美というところでしょうか。
バス停の横にお土産屋があり、りんご(秋映:あきばえ)3個入りが売っていたので購入してかえりました(秋映はサクサクの食感と口の中にあふれる果汁が特徴)。その後バスに乗り茅野駅へ向かいました。
2日間を通してCL、皆さま、ありがとうございました。とても良い山行を体験させていただき感謝しております。経験不足ではありますが、自分が今後企画する山行に生かしていきたいと思います。

小金沢山~大菩薩嶺~丸川峠テント泊縦走
11月1日(土)~2(日)概ね晴れ
<参加者> (4名)
<コースタイム> 1日目:すずらん昆虫館前8:45→牛奥ノ雁ヶ腹摺山11:10→(途中昼食)→石丸峠13:50→大菩薩峠14:35→福ちゃん荘キャンプ場15:30(テント泊)
2日目:テン場6:50→賽の河原避難小屋8:00→雷岩8:45→大菩薩嶺9:02→丸川荘10:35→大菩薩登山口バス停12:40
久々の晴れ予報の土曜日、混雑を予測して甲斐大和駅からタクシー利用で登山口のあるすずらん昆虫館へ。道路を挟んで向かい側に登山口があり、登って5分程度のところに綺麗なトイレがあります。多少の急登もありますが、赤や黄色に色づいた広葉樹林の中を心地よく歩くことができました。2時間程度登ると甲州アルプスと名の付く稜線上に出ます。稜線上は風が強く皆で雨具等を着て防寒対策。薄曇りでしたが富士山・白根三山は冠雪しており八ヶ岳もクッキリと大展望でした。小金沢山を過ぎると多少岩稜帯でしたが笹原の展望の良い尾根道が続き大菩薩峠に着きました。介山荘でトイレ休憩をとりテン場のある福ちゃん荘に到着。テン場は平で石もなく水場もありトイレも綺麗で満足。テント慣れしているCLの力も借りて無事テントで眠ることができました。夜中2時近くにトイレへ行き空を見上げると鮮明に沢山の星が煌めいており感動しました。
2日目はCL提案で富士見山荘から賽の河原へのショートカットコース(破線コースですが踏み跡は明確で危険場所もなかった)に変更。賽の河原から雷岩までは大菩薩嶺のメイン展望コースで登山者も増え何度も立ち止り展望を楽しみました。大菩薩嶺から石丸峠までは展望はなく山を巻くようになだらかに下る登山路でした。石丸峠には石丸山荘がありここから富士山だけがポッコリと見えました。ここから1時間程は急な下りで足元が不安定なところもあり多少神経を使いました。沢筋に道が近づくとなだらかになり間もなく舗装路で大菩薩登山口バス停に到着。
テント縦走の企画をしてくださりありがとうございました。またの機会を楽しみにしています。
鷹取山(岩稜講習会) 11月8日(土)晴れ
<参加者> (9名)
<コースタイム> 追浜駅8:00→追浜駅バス停 8:13→湘南たかとりセンターバス停 8:29→鷹取山8:40→湘南たかとりセンターバス停 16:07→追浜駅17:22
追浜駅に集合し、湘南たかとりセンターでバスを下車、クライミングのメッカ鷹取山にて岩稜講習会が行われた。
まず、岩場①にて(8:40~)ヘルメットやハーネス(含むシットハーネス)の装着方法、カラビナ・スリング・ロープの基本的な使い方を学んだ。これらの装備は命を守るための重要な道具であり、正しく扱うことの大切さを改めて実感した。
続いて岩場①にて(9:30~)岩稜帯の歩き方についての訓練が行われた。手の使い方、足の置き方、重心移動といった基本動作に加え、ルートファインディングの重要性も学んだ。三点支持や立ちこみ、腕の押し上げといった技術は、実際に岩を登る中でその効果を体感することができた。恐怖心もあったが、体の使い方を意識することで安定感が増してきそうだ。
次は平地にて(10:30~)ロープワークの学習に移り、ダブルフィッシャーマンズベント、ムンターヒッチ、クレイムハイストの結び方を実践した。続く懸垂下降を想定した訓練では、クレイムハイストによるバックアップの重要性を理解し、ATC(air traffic controller)又はカラビナを使った下降の流れを丁寧に確認した。
昼食をはさみ、岩場②にて(13:00~)緩傾斜の岩場での下降訓練を行った。午前中の学びを活かしながら、徐々に難易度を上げていくことで、技術の定着を図ることができた。HMS型カラビナ、ATCを使用した懸垂下降をそれぞれ行い、身体をロープに預けて安全かつスムーズな動作を意識した。実際に岩場で体を動かすことで、平地では得られない感覚が養われたように思う。
今回の岩稜講習では、岩場での安全確保から技術的な登攀・下降まで、幅広い内容を体験することができた。自然の中で自分の身体と向き合いながら、みなさんと協力して学ぶ時間はとても充実し、これからの山行への意欲にもつながった。今後も継続的に技術を磨き、安全で楽しい登山を目指していきたい。

奈良倉山 11月8日(土)晴れ
<参加者> (6名)
<コースタイム> 上野原駅(8:35出発)→鶴峠バス停10:00~奈良倉山(11:05)→松姫峠(11:45)→鶴寝山 昼食(12:15~12:40)→大マテイ山(13:25)→高指山(14:10)→小菅の湯バス停(15:10)~上野原駅
快晴が期待出来る朝。早めに上野原駅に到着すると、警察官が二人ぐらい待機しておられて、「熊鈴は持っていますか?」と聞かれた。持っていない方にお配りしているとのこと。持っていると答えると「では代わりにこれを差し上げます。」と、アミノバイタルと緊急簡易ブランケットをいただいた。早起きは三文の徳。バス停は出発までまだ時間があったがすでに並んでいる人も居た。
前置きはこれくらいにして、定刻にバスは出発。鶴峠より登山開始。奈良倉山には1時間ほどで到着。その後鶴寝山で休憩してお昼を食べる。先ほどの奈良倉山山頂も展望がよかったが、ここ鶴寝山も360度の展望が素晴らしい。富士山はちょっと見えなかったが、それでも歩いている時のほとんどの場所で、色とりどりの紅葉を楽しむことができた。秋の山を楽しんだ良い山行だった。
皆様、お世話になりありがとうございました。
立処山・諏訪山・天丸山(西上州 11月8日(土)~ 10日(月)
<参加者> (4名)
<コースタイム>
11/8 立処山:11:00対処山登山口~11:20鍾乳洞(50分探検)~12:20立処山(昼食)13:00~13:30登山口
11/9 諏訪山:7:15諏訪山登山口~9:20湯ノ沢の頭~10:00弘法小屋跡~10:40三笠山~11:30諏訪山(昼食)12:20~12:40三笠山~15:10諏訪山登山口
11/10天丸山:8:10天丸橋~10:00大山~10:45倉門山~10:55天丸山分岐~11:20天丸山(昼食)12:00~13:45天丸山登山口~14:20天丸橋
厳しい岩峰が連なる群馬県上野村のマニアックで素晴らしい山々を3日間で3座巡った。
①立処山(たとろやま、735m)は、鍾乳洞などユニークな見どころを持つ静かな岩山。
登山口から不明瞭な急登を進むと鍾乳洞の入口があり、洞内には多数のコウモリが潜む。約1時間の洞窟探検後、さらに急登と岩場を越えて山頂へ。狭い頂上ながら360度の展望が広がり、両神山のギザギザの鋭い稜線が迫力ある姿を見せた。
②諏訪山(1,549m)は日本三百名山・関東百名山・ぐんま百名山に選ばれる名峰。前衛峰の三笠山(ヤツウチグラ)を経由し、修験道の雰囲気漂う岩稜と祠を巡り、信仰の山を体感した。
雨の中、川沿いの滑りやすい道を進み、紅葉輝く「湯ノ沢の頭」へ。アップダウンを繰り返し、岩稜を越えると祠のあるヤツウチグラに至り、西上州のワイルドな展望を楽しむ。両神山の稜線も間近に見えた。稜線を進み諏訪山山頂へ到着したが、ここは樹林帯で展望はなく、雨も再び降り始めたため、短い昼休憩後に下山した。
③天丸山(1,506m)は、ぐんま百名山の秘峰で、岩場登攀と原生林の美が魅力。
天丸橋登山口から出発し、曇天の中、川沿いの荒れた森を進んで大山(1,540m)に至る。山頂から両神山の稜線を望み、さらに急登を経て宗四郎山分岐から天丸山へ。山頂直下には、50mほどの垂直岩壁があり、ロープや鎖を頼りに登攀する。山頂は展望もあるが、突然の雨で即下山を決断。帰路は天気が回復し、落葉に覆われた道を木漏れ日と紅葉を楽しみながら天丸橋登山口へ戻った。
上野村の低山は秘境的であり、アルプス等にない趣を感じ、満喫できた。CLに感謝。
守屋山 11月12日(水)晴れ・曇り
<参加者> (10名)
<コースタイム>
杖突峠P10:13 ⇒ 守屋山登山口10:37 ⇒ 守屋山東峰11:47 ⇒ 守屋山西峰12:18 12:56 ⇒ 守屋山東峰 ⇒ 百畳岩 13:47 ⇒ 杖突峠P 14:44
よく晴れた平日に自家用車2台で登山口へ向かうと、車窓の山並みと高速道路の紅葉が、山行への期待を大きく膨らませた。2台の乗用車は出発地が異なって、片方の車が事故渋滞に巻き込まれるアクシデントがあったものの、予定通りに山行が開始された。
登山道は極めてよく整備されていて歩きやすく、真っ赤な楓の美しさに歓声が上がる。よく見ると、多くは小学生による植林樹で、網がかけられていた。地域でこの山を守り整備していることに気づかされる。高度を上げていくと、残念ながら紅葉は終わっていた。しかし、二つある山頂では、360度の景観で、富士山はもちろん、南アルプス、北アルプスなど、雪化粧の素晴らしい山並みを堪能した。案内によると、守屋山の山頂からは33の百名山が眺められるとのことであった。平日にもかかわらず、多くの登山客がいたのも納得の山頂である。
開けた山頂は風の通り道になっていて、気温3度。もう少し楽しみたい気持ちを抑えて、下山の途に就いた。下山は岩の景観を楽しむルート。大きな岩を眺めながら、紅葉のじゅうたんを楽しんだ。
紅葉のタイミングは、難しい。でも、この秋には珍しい青空の元の山行を楽しむことができた。計画をしてくださったリーダー、長い高速運転を頑張ってくれた運転手さんに感謝したい。


雨乞岳 11月15日(土)晴れ
<参加者> (7名)
<コースタイム> ヴィレッジ白州登山口10:00 →11:38 水場 → 12:10 展望ポイント → 12:50 雨乞岳 (昼食)13:25 → 15:25 登山口
各集合場所から2台の車に分乗して現地集合でしたが・・1台の車のナビが通行止めの道を案内してしまい、かなり戻って別ルートから登山口へ向かうも30分程遅れてしまうアクシデントがありました。車窓からは落葉松の紅葉がとても綺麗で早く出発したいと気も焦りました。
予定より出発は遅れましたが、皆さん順調な足取りで、通過ポイントの水場に到着。水は枯れていたので自分のペットボトルの水を飲む。まもなくして今度は展望ポイントへ。日向山の白いビーチの後ろに鳳凰三山、更に後ろに富士山、右の方には甲斐駒ヶ岳、鋸岳も見えました。山頂でも富士山を眺めながらお昼を食べて落ち葉カサカサの道を下りました。晩秋と初冬を感じるハイキングでした。CL、SL、運転手、参加の皆様 ありがとうございました。


経ヶ岳~仏果山 11月15日(土)晴れ
<参加者> (7名)
<コースタイム>半蔵坊前バス停(8:10)→経ヶ岳(9:46)→仏果山(11:39)→宮ケ瀬越(12:47)→高取山(12:59)→宮ケ瀬越(13:33)→仏果RK山登山口バス停(14:23)
秋晴れの11月15日、経ヶ岳から仏果山までの道のりは、まさに錦秋のパノラマでした。秋の空気が景色をいっそう澄み渡らせ、眼下に広がる宮ケ瀬湖のきらめきがとても綺麗でした。
痩せ尾根、急登を乗り越え、辿り着いた仏果山山頂の展望台。予想以上に色づいた紅葉、関東平野の彼方に小さく佇む都心、そして力強く連なる丹沢の山々。景色の素晴らしさに「やはり山は良いなぁ」としみじみ思いました。
昔、真夜中にこの山の山頂にテントを張り、初日の出を見たことがありました。自分自身は年齢を重ねましたが、山は何も変わっていないと思いました。
皆と語り合いながら歩けば急登もなんのその、CLのダジャレも可笑しく、楽しく歩き通すことができました。近くの山も良いものですね。また登りたくなりました。ご一緒してくださった皆様、ありがとうございました。
九鬼山 11月22日(日)晴れ
<参加者> (8名)
<コースタイム> 田野倉駅 9:05 → 九鬼山登山口9:20 → 九鬼山 11:00(昼食)11:30 → 天狗岩11:40 → 愛宕神社 12:30 → 禾生駅12:50
秋晴れで絶好の山日和。車窓から富士山も見え、自然とテンションが上がる。9時に田野倉駅に集合し、なだらかな道を15分ほど進むと、九鬼山登山口に到着。樹林帯に入ると急に気温が下がり、秋も終盤と感じる。落ち葉を踏みながら急登を登っていくと、ところどころで陽の光に輝いた紅葉が出迎えてくれる。すっかり葉を落とした木々も潔く、清々しい。すれ違う人も少なく、静かな山歩きを楽しめた。2時間も歩くと九鬼山山頂。山頂からは雲取山など北側の稜線がとてもきれいに見渡せた。
昼食を終える頃、26人のパーティが賑やかに登ってきて、それほど広くない山頂が混みあってきたので、私たちは下山開始。しばらく進むと「天狗岩はあちら」の標識があり、眺めが良いということで寄り道。数分トラバースすると、人ひとりが立てるような岩が突き出ている。どれどれと岩の先端まで行くと、つい「ワーッ」と声をあげてしまった。山々に囲まれたこじんまりした街の左手に富士山がいて、まるでこの街を見守っているようだった。
山行は禾生駅で解散となったが、有志でリニア見学センターに寄り、楽しい体験もできた。CL、SLをはじめ、同行の皆様、素晴らしい秋の1日をありがとうございました。


乾徳山(標高2,031m) 11月23日(日) 晴
<参加者> (8名)
<コースタイム>
9:10乾徳山登山口(大平高原側)→10:30扇平→11:10髭剃岩→12:00乾徳山山頂(昼休憩)→12:30下山開始→12:50水ノタル→14:15高原ヒュッテ→15:00銀晶水→15:25乾徳山登山口(オソバ沢ルート)→16:08塩山駅行きバス→16:40塩山駅
当日は予報通りの好天となり、振り返ると常にマウントフジがどーんと構えて見守ってくれる気持ちの良い山行日和となった。
山頂直下の岩稜は、みなさん緊張感マックスな感じであったが、先行して上から見守って下さり、下方からは「右足あと5センチ上げると足場あるよ」「頑張って!」等々、お互いに声をかけ合いながら(迂回ルートを使う事なく)無事登頂する事ができた。これぞ、パーティの醍醐味と感涙しそうであった。
7名の参加数は私のCL力?を超える感じで心配だったが、経験豊富な参加者の力量を信頼し、予定通り無事下山する事ができたこと、また、岩稜に対する恐怖心に負けることなく登頂を果たしたみなさんの清々しい表情を拝見し、大変嬉しく思った。
山頂は冷たい強風を予想していたが、風もなく温かい陽光を感じながらリラックスした休憩時間を過ごすことができた。もっとゆっくりしたい気持ちもあったが、最終バスを逃す訳にもいかず、出発することとなった。
ピンクテープが見えなくなると、ミスリードしそうで心配な余り、次のピンクテープ探しのため先を急いでしまい、特に後方のTさんにはご負担をおかけした。反省しきりである。
好天とよきメンバー、加えて富士山が揃うと素晴らしい山行になる事を実感した。
山梨200名山である乾徳山は、日帰りできる、岩稜好きにはオススメの山である。
