2025年7月の山行

2025年7月の山行


白神山地           6月28日(土)~30日(月)晴れ&曇り&小雨

<参加者>(3名)

<コースタイム>

1日目 11:00弘前からレンタカー~アクアグリーンビレッジ・世界遺産の径ブナ林散策 弘前泊

2日目 6:50弘前から五能線~岩舘~13:00白神岳登山口~18:15 白神岳避難小屋泊

3日目 6:00避難小屋発~白神岳~10:30白神岳登山口~12:00 十二湖駅~十二湖(青池・鶏頭場の池)散策~15: 00十二湖駅解散

日本で初めて世界自然遺産に認定された青森県と秋田県にまたがる白神山地には、東アジア最大級のブナの原生林がひろがっています。一日目は、始発の新幹線で新青森、そこから乗り換えて弘前に向かい、レンタカーで世界遺産の径に行き、ブナ林散策道を歩きました。

二日目は、弘前から五能線に乗って白神岳登山口駅まで、車窓風景を楽しみました。海岸が見える登山口駅から歩きはじめ、頂上1286mの白神岳まで登ります。登山中、振り返ると霧が雲に変わり、雲海のその先に日本海の海岸線が見え、神秘的で素晴らしい景色が広がっていました。「最後の水場」で翌日分の水2Lを汲んで背負い、そこから避難小屋までの2時間、なかなかきつい登りでした。水を運ぶって大変ですね。夕方6時過ぎに避難小屋に到着。

三日目。深夜に雨がかなり降ったようでしたが、翌朝には止んでラッキー。前日と同じルートで下山しました。下山後は、白神岳登山口駅付近から、十二湖駅まで徒歩で移動し、バスで十二湖方面に向かい、憧れの透明なブルーの青池を見ることができました。十二湖駅で解散し、秋田方面、能代方面、不老ふ死温泉へと三人それぞれの方向に向かいました。白神山地の見どころ満載の山行でした。


 

 

 

 

 

八ヶ岳縦走                  6月29(日)~30日(月)  晴れ

<参加者>(8名)

<コースタイム>(6/29)桜平駐車場(スタート)10:15→夏沢鉱泉・桜平登山口11:00→オーレン小屋11:55昼食12:15→夏沢峠12:45→硫黄岳山頂14:10キャニオン散策14:45→硫黄岳山荘15:10

(6/30)硫黄岳山荘4:40→横岳(奥ノ院)5:50→横岳(三叉峰)6:00→地蔵ノ頭7:00→赤岳天望荘7:10休憩7:30→赤岳山頂8:00休憩8:30→行者小屋9:35休憩10:15→美濃戸山荘12:30→美濃戸口登山口13:20(ゴール)

 好天の中、あずさ1号で茅野駅集合。乗合タクシーで桜平駐車場下車して出発。思った以上に虫が多くて閉口しました。日曜が初日なので多くの下山者に行き交いながら夏沢鉱泉に到着。小屋の天然水を飲んで次のオーレン小屋を目指します。オーレン小屋では従業員を募集していて、ネパール研修付きですが、60歳までなので全員NGでした。ところで特筆すべきは八ヶ岳が高山植物の宝庫だということです。花好きには願ってもない計画となりました。

 翌朝は、4時過ぎに美しい日の出を拝み、事前に頼んでいた弁当持参で4時半過ぎに出発。八ヶ岳は日本百名山の中では丹沢山の次に多く足を運んだ山ですが、こんなに岩場があったのかと再確認した思いです。赤岳頂上までの急登は難所でしたが、それが気にならないほどたくさんの高山植物が癒してくれました。来年もこの時期、口コミで八ヶ岳縦走を企画する人がきっといるに違いないと予想しています。

 

 

 

 

    硫黄岳山荘から見た日の出        八ヶ岳から見えた富士山

飯盛山                             7月5日(土)  晴れ

<参加者>(7名)

<コースタイム> 野辺山駅 10:05~10:55 しし岩 11:10~平沢峠 11:13~11:55平沢山 12:00~12:23 平盛山 12:43~12:50飯盛山 13:00~14:00 飯盛山登山口 14:35~15:05 清里駅

 夏日を超える気温でしたが時折の曇り空にも恵まれて、気持ちの良い山行となりました。

途中「しし岩展望台」で雄大な八ヶ岳の峰々を拝んでからの登山スタートです。大盛山から飯盛山の縦走コースで、夏の自然を満喫しながら歩を進めました。

 山頂周辺では二ッコウキスゲが満開で各々写真撮影に。黄色の花弁に癒されながら力をもらい登頂する事ができました。頂上で皆といだだいた西瓜はとても甘く瑞々しくて、汗をかいた体に染み渡りました。CLのお気遣いに感謝です。

 帰りはカフェで休憩する時間もとれ、かき氷やアイスクリームを堪能。サービスで出してくださった甘酒のヨーグルトやクルミ菓子もとても美味しく良い思い出になりました。


 

 

 

 

 

 

 

黒戸尾根で登る甲斐駒ヶ岳              7月11日(金) ~12日(土)

<参加者> (5名)

<コースタイム>

1日目 9:35竹宇駒ヶ岳神社~11:30笹ノ平(昼食)11:50~13:45刀利天狗~14:35五合目 ~15:45七丈小屋

2日目 5:00七丈小屋~6:00八合目~07:45甲斐駒ヶ岳8:05~8:25摩利支天分岐~8:40摩利支天8:50~9:00摩利支天分岐~9:30六方石~10:00駒津峰~10:50双児山~12:10北沢峠

 南アルプスの貴公子、甲斐駒ヶ岳――その名にふさわしく、白く鋭い三角錐の山容はひときわ目を引く。信州においては「東駒ヶ岳」とも称され、古来、修験と信仰の対象として人々の心をとらえてきた。南アルプス北端にあって孤高の姿を見せるこの名峰に、その峻厳さを確かめるべく、竹宇駒ヶ岳神社(770m)を起点に、日本三大急登とされる「黒戸尾根」へと足を踏み入れた。

 痩せた尾根道「刃渡り」や、連続する梯子と鎖場が続く。だが、それらの険しさの合間には、今もなお石仏や祠が点在し、登山者を静かに見守っている。朝方には陽光も差していたが、五合目付近からは小雨が梢を濡らし始めた。七丈小屋(2363m)へと辿り着く頃には空はすっかり陰り、夜半には激しい雨が小屋の屋根を打ちつけ、翌朝の空模様が気がかりであった。

 明けて翌朝、五時に出発。天は一転して晴れ渡り、まさに登高にふさわしい好日となった。登路の途中、九合目に黒戸尾根の象徴「烏帽子岩」がある。岩に突き刺さる二本の剣が目を引き、しばし足を止めた。やがて険しい岩場を越え、甲斐駒ヶ岳(2967m)の頂に立つ。山頂から望む四方の景観は筆舌に尽くしがたく、北岳、仙丈ヶ岳、さらには遥か穂高連峰までもが一望のもとにあった。下山は北沢峠へ。途中、怪異な岩峰「摩利支天」にも足を延ばし、そこから仰ぎ見る甲斐駒の白き峯は、まさしく天を衝く剣のごとき気高さであった。

 北沢峠から登山バスで戸台パークへ下り、仙流荘の湯に身を沈めながら、この峻厳なる山旅を静かに振り返った。
同行の皆さん、小屋で出会った(?)皆さん、本当にお疲れさまでした。



 

 

 

 

権現岳・編笠山                   7月19日(土)~20日(日)

<参加者>(8名)

<コースタイム>

7月19日 小淵沢駅(改札口集合)→タクシー→観音平駐車場観音平9:29→雲海10:31→押手川→13:15青年小屋(テント設営・昼食)14:45→権現岳16:13→17:09青年小屋(テント泊)

7月20日 青年小屋5:06→5:33編笠山5:54→6:14青年小屋(朝食・テント撤収)7:39→8:43西岳9:04→富士見高原登山者駐車場11:29→11:49八峯苑鹿の湯(入浴・昼食)八峯苑鹿の湯→タクシー→小淵沢駅(解散)

 観音平からの登り始めは、さわやかな風も吹きよい調子だった。しかし、風も止み道が急になるにつれ荷物の重みが身体に堪えはじめてきたところでようやく青年小屋に到着。急いでテントを張り、昼食を食べ、有志で権現岳に向かう。スリル満点の登山道を登り権現小屋を通り過ぎたが、権現岳の山頂が分からず、しばらく探してやっと山頂標識を見つけて記念撮影。後で調べたら標識よりもう少し上まで登れたようだが、その場は満足して来た道を下山した。

 下山後は、乙女の水でおいしい水をくんで、夕食の準備。皆さん慣れた手つきでそれぞれ馳走を作っていく、私も持参のソーセージを美味しく炒めるレシピーを教わった。美味しい食事と、山小屋のビールと持参の酒で話も盛り上がり、ベテランキャンパーからはテントの便利グッズをいろいろ紹介された。しかし、暗くなると意外と寒くなってきたので、早々にテントにひき上げた。

 二日目は朝食前に編笠山に登る。岩石だらけの山頂に着いたとたん、目の前に広がる展望にみんな大感激。下界に見える編笠山の影は本当に三角形で、編笠山の名前に納得した。

 下山後朝食を食べ、テント撤収後西岳に登る。西岳も素晴らしい展望でまた感激。しかし、そのあとの2時間半の下山は眺めもなく単調な道で、風も吹かず蒸し暑い中、やっとも思いでゴールの八峯苑鹿の湯に到着。入浴後のビールと天ぷらそばの美味しかったこと。

 今回の山行は非常に勉強になった山行だった。重い荷物を背負った時の自分の体力が認識できた。テントでの必要な物、不要なものが少しわかった。講師とSLのパッキングの講義も非常に参考になった。

 八ヶ岳の最南部は来たことがなかったので、テント初心者でも参加したが、天候にも恵まれ、抜かりなく段取りを立ててくれたCL、困ったときはとても頼りになるSL、テント泊に詳しい講師をはじめ、皆さんにとてもお世話になって、楽しくテント泊山行ができました。ありがとうございました。

雨飾山                     7月26日(土)~28日(月)  晴れ

<参加者>(7名)

<コースタイム>

1日目 6:40藤沢駅6:30上大岡駅→🚙9:45八ヶ岳パーキング→🚙11:30昼食🚙14:00頃 雨飾高原キャンプ場

2日目 5:48 雨飾高原キャンプ場→9:25笹平→10:12雨飾山→11:19笹平→14:08雨飾高原キャンプ場→🚙蓮華温泉キャンプ場

3日目 7:09 蓮華温泉キャンプ場→8:25カモシカ展望台8:38→9:42兵馬ノ平→10:10蓮華温泉キャンプ場→🚙20:30藤沢駅、20:55上大岡駅

 雨飾高原キャンプ場に前泊し、翌朝に雨飾山へ登山開始。距離を11等分した道標があり、その2/11から急登が続く。早速汗が噴き出すが、途中の荒菅沢では残雪が多く寒いくらいだった。その後、登山道はさらに急になり、三点支持で登る岩場も登場する。樹林帯を越えると、夏の太陽がジリジリと照り付け体力を奪っていく。麓に目を向けると登り始めた雨飾高原キャンプ場が小さく見えて、ずいぶんと登ってきたことを実感し、一同感嘆の声を上げた。

 岩場を登り終えると笹平に到着し小休止する。笹平には美しいお花畑が広がっていた。山頂へ向けて最後の急登をよじ登る。登りながら下方を眺めると、歩いてきた登山道が美しい「女神の横顔」を描いていた。

 山頂から妙高山、火打山がはっきり見えなかったのは少し残念だったが、新潟の町や日本海が一望できるよい景色だった。写真撮影後、雨飾高原キャンプ場に向けて下山を開始。当たり前だが急な下り坂が続き、さらに暑さは半端ない。下山したときに何を飲みたいか妄想しながら下った。

 下山後はテントを撤収し、蓮華温泉キャンプ場へ車で移動。移動後は蓮華温泉の野趣あふれる野天風呂で夕焼けに染まる雪倉岳を眺めながら汗を流した。

 翌朝の朝食後は蓮華の森を散策した。カモシカ展望台からの雪倉岳、朝日岳の稜線を見ると次はあの山々を縦走かと夢が膨らむ。散策後はテントを撤収し、温泉でさっぱりして、美味しいおそばを食べてから横浜へと帰った。

 企画してくださったCL、さらに長時間の運転をしてくださったCLとSL、参加されたみなさん、どうもありがとうございました。